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2007年2月27日 (火)

タミフルの処方には気をつけてf(^-^;)

 今日は、月末前日。 少し、早く、仕事が上がりになりました。 でも、先週は下の娘が、そして、今日は、かみさんがインフルエンザA型にかかり、今日の晩飯はレトルトカレー・・・(T_T) 。 淋しい晩飯です。 

 下の娘は昨日、学校に行ったんですが、なんと学級閉鎖になっていました。 インフルエンザの猛威が学校にまで及んでいます。

 インフルエンザの特効薬はタミフル。 菌を殺すことは出来ないけど、菌を増殖させない薬として、効果抜群の薬です。 ただ、処方を間違えるととんでもない事が起こるようです。 今日の昼、ニュースで報道されましたが、共同通信社の記事を抜粋します。

 『インフルエンザの治療薬タミフル服用後、マンションから転落死した仙台市の中学2年の男子生徒(14)の死因は、転落の強い衝撃による大動脈離断であることが27日、宮城県警の司法解剖で分かった。県警は生徒を診断した男性医師や家族から事情を聴くなど、服用と転落の関連性を調べている。仙台東署などによると、生徒は26日に通院、高熱がありインフルエンザと診断、タミフルを処方された。』

[共同通信社:2007年02月27日 19時35分]

 この中学生は、一回一錠のところを、二錠飲んで、飛び降りたそうです。 以前から言われていたことですが、タミフルは決められた量を守らず服用すると、異常行動や幻覚症状を引き起こし、高い所から飛び降りたくなることがあるようです。 飛べると信じてしまうんでしょうか? 無性に飛びたくなるんでしょうか? 風邪薬もまた、泥酔した人に服用させると劇薬になると言います。 良薬は、天使と悪魔が背中合わせに居る、と思うべきなんでしょうね。

 厚生労働省はタミフルの副作用を否定していますが、タミフルが原因にせよ、インフルエンザが原因にせよ、タミフルの量が増えると、インフルエンザ菌の増殖を抑える他に、余計な作用が起こるのは、過去事例と、その多さから見て、否定できないと思います。

 タミフルに限らず、処方を守ることが、薬を飲む人間の、自分を守るためのルール、と考えるべきなんでしょうね。f(^-^;)

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2007年2月25日 (日)

『花より男子2リターンズ』第8話他、感想アップします♪

 今日は日曜出勤でした。 3ヶ月に1度のペースで回ってくるんですが、おかげで、記事を書く時間がなくなってしまいました。 今回は感想のみアップします♪ まずは、『花より男子2リターンズ』第8話です♪

G08_09   滋は服を脱いでまで、司の気を引こうとしましたが、ダメでしたね。 もう司の気持ちは決まっていて、滋も薄々気付いていましたね。 でもいい引き際でした。 両親の顔合わせの席で、自分からこの話を断り、合併の話も壊さないよう頼み、自分は、親のいるNYへと旅立ちました

 司も類との三角関係を、土下座することで、清算しましたね。 そして、ようやく、つくしと司が手をつなげた、と思ったら、楓が目の前に立ちはだかった。 一難去ってまた一難ですね。 しかし、タマが、家の中では、楓に睨みを利かせられる唯一の存在とは驚きました。 伊達に千代から、使用人頭をやってませんね。 それだけの存在ってことですね。 つくしにとっては、心強い存在になるかもしれません。

 今回、なかなか面白かったですね♪ 次回に凄く期待できる終わり方でした。 司はこの後予想される事態をどう乗り越えていくんでしょうね。 楽しみです♪

 次に『ヒミツの花園』第7話です♪ 

Cap026_1   ついに亮子に正体がバレてしまいましたね。 亮子は誰がどの役目かまで把握していましたね。 恋の執念はすさまじいです。 癒し系と、いけメンと、美男子と、えーっと・・・、には笑わせていただきました。 修はお世辞にもいけメンじゃないですよね。 

 ドラマ化の企画、最初は良心的なものかな、と思っていたら、『忍法アラベスク』の人気に便乗しただけのものでしたね。 それが解って、企画に夏世が文句を言い、駄目になってしまった過程は、ちょっと心にきましたね。 次回、田丸編集長が、どうも週刊誌にばらしてしまうようですね。 陽をネタにして、売り上げを上げるつもりですね。 次回が非常に気になります。 この4兄弟の秘密も、少しわかりそうですね。 僕の予想では、陽だけが親が違うのではないでしょうか? でなきゃ、3人の兄たちが、あんな守り方するでしょうか? ちゃんと、学校ぐらい通わすんじゃないでしょうか。 航の開けた部屋には何があるのか気になりました。 

Cap024  あと、『ハケンの品格』第7話ですが、いきなり、名刺で百人一首には、参りました。 前回のバレンタインの気ぐるみや、助産婦の資格といい、意表をつくドラマですね。 

 なんで「ようじや」の女将さんがマチャマチャなんですか?(^o^) 春子の赤ちゃんのあやし方といい、爆笑ものでしたね。

 しかし、森美雪の出した企画が呼んだ波紋は面白かったです。 ハケンが企画にまで手を出した。 それも会社の記念コンペの最終選考に選ばれた、これは社員のプライドにかかわりますよね。 桐島部長は美雪の解雇を選択しましたが、おそらくこれは、もし選ばれてしまったときの事態を予想してのことでしょうね。 バックに強力なバックアップがあるから通る恐れがある。 それは、森美雪を知らない社員にとっては、屈辱だし、桐島はその後の美雪の風当たりを考えたんでしょうね。 でも、解雇は行き過ぎかもしれませんね。 ハケンだから、あっさり切れる訳ですが、その点では桐島の冷たさを感じました。 最後に、春子が桐島と剣道対決をしたのは痛快でしたね。 わざと胴を開けた春子は素晴らしかったです。 結局、美雪の解雇は取り下げになりましたしね。 しかし、桐島は里中が会社のことがわかっていないと、ハケン弁当の企画を東海林に委ねました。 上司の判断としては、間違ってはいないとは思いますが、僕はちょっと淋しかったです。 次回の春子の行動に注目です♪ 

 追記。 残念ながら、まだ『東京タワー』第7話はまだ観ていません。 感想はたぶん書けないでしょうけど、なんとか近々観るつもりでいます。 『拝啓!父上様』は、時間的に無理っぽいので、リタイヤします。 横山、二ノ宮ファンの皆さん、すみませんm(__)m。

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結婚指輪とAV女優・・・『今週、妻が浮気します』第6話

 おまたせしました♪(#^.^#) 『今週、妻が浮気します』第6話をアップします♪o(^-^)o

Story05_ph_08_1  「あなた、汚い。 そういう行動にでるなら、私にも考えがある。」

 「そういう行動ってなんだよ。 俺は間違ったことなんかしてないぞ。 うちだけめちゃくちゃになって、向こうが幸せなんておかしいだろ。」

 「それ、本気で言ってるの?」

 「ああ、向こうの奥さんだって、今頃感謝しているよ。 夫の浮気を知らずにいたら、それこそ、可哀想だろ。」

 「あなた、傷つけなくていい人を傷つけたのよ。 やっぱり、今のあなたとは話ができない。 お母さんにもこれ以上、嘘つけない。 正直に、私がしたことを話します。」

 「冗談じゃないよ。 そんなみっともない。」

 「もう決めたの。 お姉さんの家も出ます。 正式に別居しましょ。」

 ハジメ(ユースケ・サンタマリア)の行動と態度に、陶子(石田ゆり子)は失望し、別居を決意しました。 さっそく、家で、身支度を整える陶子。 ハジメはどうしていいのかわからず、おろおろするばかり。 そこへ、ハジメの母・房子(大森暁美)が、チカラ(加藤翼)を連れて家にやってきました。 房子はハジメの顔を見ると、怒り心頭で言いました。

 「どういうことね。 陶子さんから電話もらって、慌てて駆けつけたとよ。 別居するから、うちんとこも出て行くいうて・・・。」

 チカラを寝かしつけた後、母はテーブルを囲んで、二人に語り始めました。

Story06_ph_01  「あたしが一時的に陶子さんば引き取ったとは、あんたたちの頭ば冷やすためばい。 正式に別居なんて、あたしは絶対、認めん! 第一、チカラはどげんするとね? 結婚というのは、そう簡単に切ったり貼ったりできるもんではなか。 確かに浮気ばしたん、ハジメたい。 許せんゆう気持ちもわからんではなか。 ばってん・・・。」

 「おかあさん、その事なんですが、実は・・・。」(陶子)

 陶子が打ち明けようとするのをハジメが制したとき、インターホンがなりました。 陶子が出てみると、恵介(鈴木浩介)でした。 恵介は二人に、結婚するので仲人を頼みに来たのです。 二人は戸惑いを隠せません。

 「3ヶ月前に出会ったばかりなんです。 遠藤亜里沙(MEGUMI)さん。 可愛いでしょ?」

 二人に写真を見せると、さらに話を続けます。

 「彼女、モデルなんです。 もう一目ぼれっていうか、出身がおなじ山形で意気投合しちゃって・・・。 俺、決めてたんです。 仲人お願いするなら、絶対、先輩たちにって。」

 「そりゃまあ、光栄だけど・・・。」

 陶子は、それどころじゃないと、ハジメの足を蹴りました。 

 恵介。 仲人なんて大役、俺たちにはとてもとても・・・。」

 恵介は土下座してたのみました。

 「お願いします。 俺、お二人みたいな夫婦に、ずっと憧れていたんです。 先輩たちが理想の夫婦像なんですよ。 お願いします。」

 再度土下座して頼む恵介を見て、房子が寄ってきました。

 「よかばい。 そのお話、有難くお受けします。 仲人は、夫婦っちゅうもん見直す、よか機会たい。 このお話、私が責任もって受けさせるけん、まかせんしゃい。」

 房子は二人の困惑をよそに、恵介の話を受けてしまいました。

 

 翌日、現代公論社では、恵介の婚約に大盛り上がり。 恵介は仲人をハジメ夫婦に頼んだことを話しました。 皆が歓迎するなか、轟(沢村一輝)と玉子(ともさかりえ)は戸惑いを隠せません。 ハジメが、自分は35歳で、そんな器じゃないと、言うと、編集長(江波杏子)は、

 「受けて差し上げなさい。 男は、部下の仲人をやって、始めて一人前。 男を上げるために、ここは一肌脱いで、現代公論の代表として、責任をもってお受けなさい。」

 ハジメは編集長の説得を渋々受けました。 それを聞いて轟がハジメを呼びつけました。

 「お前な、何考えてんだよ。 かみさんに逆ギレされてんのに・・・。 あれこれ悩んでる暇があったら、こんな指輪外して、とっとと楽になっちゃえよ。 女なんて、星の数ほどいるんだから。」

Cap6018  机に座り、一人になったとき、ハジメは思い切って、結婚指輪を外してみました。 それを眺めると、机の上におきました。 編集長に、会議だ、と言われた時、よそ見して書類を取り、机の上の資料を落としてしまいました。 拾おうとしましたが、編集長にせかされて、部下に整理を頼みました。 机の下には取り残された結婚指輪が・・・。

 その後、帰宅したハジメは、陶子に仲人を引き受けたことを話しました。  

 「何考えてるのよ。 断るはずしゃなかったの?」

 「可愛い後輩のためだし・・・。」

 「面子のためでしょ。 こんな状態で安請け合いしても、恵介くんの結婚に水を差すことになるのよ。 私たちは別居しようって言ってるのよ。」

 「それはお前が勝手に言ってることだろ。 大体、元はと言えばお前が・・・。」

 「だから、私には仲人をする資格なんか無いの。 でもあなたも春木さんの奥さんを傷つけた。 私にも、今のあなたにも、人の結婚を取り持つ資格はない。 あなたが断れないなら、恵介さんたちに、私からお断りします。」

 翌朝、家族揃っての朝食にチカラはご機嫌。 房子に買ってもらったレッドマンボーのDVDを自慢げに眺めます。 チカラへの会話は有っても、二人の間には会話はありません。

Story06_ph_03  その日の昼、二人は恵介とその婚約者に会いました。 コーヒーを飲むハジメの指に指輪が無いことに恵介が気付きました。 指が被れて、と誤魔化すハジメに陶子は戸惑った顔。 亜里沙は家事を手伝っているんだと思い、羨ましそうに言いました。

 「恵介さんから、いつも二人の話を伺っているんです。 すっごく仲が良くて、ラブラブだって。 想像していた通り、お似合いのご夫婦ですね。」(亜里沙)

 「最近、なんとかと言うタレントが離婚するって、大騒ぎじゃないですか。 別居とか、仮面夫婦とかって、そういうの信じられないですよね、陶子さん。」(恵介)

 二人の表情が曇りました。 話をしようとするハジメを制するかのように恵介が続けます。

 「よく言うじゃないですか。 結婚生活には3つの坂があるって。 上り坂、下り坂、まさか。 でも、まさかなんてお二人には絶対にないですよね、陶子さん。 僕たちも頑張りますから・・・。 で、ですね、明日、親父とお袋が、田舎から上京してくるんですけど、会ってもらえませんか?」(恵介)

 「明日? 明日って言われても、チカラを預けなきゃいけないし・・。」(陶子)

 「あっ、チカラくんも一緒でいいですよ。」(恵介)

 「あたし、子ども大好きなんです。」(亜里沙) 

 「うちの親、中学で校長やってて、頭固くて・・・。 フリーのカメラマンなんて、不安定な仕事で、家庭なんか持って大丈夫か?って、心配してて・・・。 でも、現代公論のデスクである、先輩の口ぞえがあれば、親も安心すると思うんです。 だから、ここは一つ、よろしくお願いします。」(恵介)

 二人に頭を下げられて、それならばと、受けてしまったハジメに、陶子は呆れてしまいました。 ハジメは、仕事行かなきゃ、と、逃げるようにその場を去っていきました。 

 公園を歩いて去っていくところを、陶子は追いかけて止めました。

 「今日は引き受けていただいて本当にどうもありがとうございました。」(亜里沙)

 「そのことだけど・・・、ちょっといい?」(陶子)

 「丁度良かった。 俺も後で、陶子さんに電話しようと思っていたんです。 実は、先輩には内緒で、陶子さんに一つ、相談があって・・・。」(恵介)

 現代公論に戻ると、入り口に至宝(西村雅彦)が立っていました。 どうしたんだろうと、ハジメが尋ねると

 「君子(広田レオナ)を待っているんだ。 あいつが昼飯を届けにくるんだよぅ。」

 「仲直りされたんですか?」

 「馬鹿言え。 弁当を作るから、昼も外に出るなって事だよ。 携帯は取り上げられちゃったし、毎日、5時にお迎えに来るし、あいつ、俺を飼い殺しにするつもりだ。」 

 そこへ、君子を乗せたタクシーがやってきました。 至宝は、まるで上司を迎えるかのように一礼をすると、丁寧にドアを開けました。

 「飼い殺しじゃなくて、調教し直しですから。 じゃ、5時にまた、お迎えにきますね。」

 そう言って、君子は、再びタクシーに乗って、去っていきました。

 「お互い、妻の選び方を間違えたな。」(至宝)

 その時、ハジメに電話がかかってきました。 相手は、春木の妻・薫(大塚寧々)でした。

Story06_ph_05  川沿いの公園で二人は落ち合いました。 

 「すみません、突然・・・。 春木の妻として、一度、きちんとお詫びをしておきたくて・・・。 うちの主人がご迷惑をおかけしました。 申し訳ありません。」

 薫は頭を下げました。

 「いや・・・、奥さんを責めるつもりで、お電話したわけでは・・・。」

 「ありがとうございました。 教えていただいて良かった・・・。 あなたに言われなければ、あたしきっと、一生何も知らずにいました。」

 「すいません。 僕が余計な事を言ったばかりに、あなたまで傷つけてしまって・・・。 あなたの家庭を壊すつもりは無かったんです。 でも、その・・・。」

 「いえ・・・、もういいんです。」

 「もういいって、まさか、旦那様とはもう・・・。」

 「いいえ、春木とは、もう一度やり直すことにしました。」

 「えっ、やり直すって・・・。」

 「春木はちゃんと、謝罪してくれました。 それに彼が浮気をしたのは、何か私に欠けていたものがあって、それを他の誰かに求めたのかも知れない。 そう思うんです。」

 ハジメはホテルでの会話を思いだしました。 

 『理由は聞かないの?』  どうしても、引っかかっていた言葉です。 薫は続けました。

Topics_pic08_1  私、子どもが出来ないんです。 春木は気にするなって・・・。 でも私は、その分、完璧な妻で居ようと、専業主婦として、家を守る努力をしました。 でも、かえってそれが窮屈だったのかも知れませ。 何が欠けていたのか、夫と話し合い、見つけたいと思います。」

 「そんなの変ですよ。 浮気されたのに、聖人君主みたいな・・・。」

 「長い夫婦生活、いろいろあって当たり前だと思うんです。 でも、これで終わりにするのではなくて、今回の事を、お互いを見つめなおすきっかけにしたいんです。」

 薫は結婚指輪を見つめながら続けました。

 私は、今もこれからも、春木を愛するだけです。 もうご迷惑をおかけする事は無いと思います。 それじゃ・・・。 」

 去っていこうとする薫。 もう一度ハジメに振り向くと、

 「あの・・・。 本当に、申し訳ありませんでした。」

 深々と頭を下げると、夕日の中、去っていきました。

 その夜、バー『鴎外』で、左手の指を見つめるハジメ。 

 「やっぱり俺にも問題あったのかなぁ・・・。」 

 轟と話していると、玉子が入ってきました。

 「何? 男二人で妻の浮気を談会中?」

 「例のQ&Aサイトの話だよ。」(ハジメ)

 「ああ、あの話ね。 私から言わせれば、妻の浮気なんて、物珍しくもなんともないけどね。 あんた達は、浮気したこと無いの?」

 「男と女じゃ浮気の意味が違うだろう。 男の浮気ってのはな、オスとメスの関係、種の保存のための本能なんだ。 一種の仕事みたいななんだよ。」(轟)

 帰り道、泥酔した玉子が説教っぽく言いました。

 「女は最終的に男の浮気を許す訳。 なのに、なんで男は女の浮気を許せない訳?」

 「玉子ちゃんもさぁ、恋でもしろよ。 色気も何も無いぞ。」(ハジメ)

 「してるよ。」

 そう言って、ハジメを指差しました。 ハジメの顔色を見て、玉子は続けました。

 「冗談だよ。」

 玉子は、ハジメが結婚指輪をしてないことに気がつきました。

 「指輪、してないと無くしちゃうよ、奥さん。」

 「えっ?」

 「結婚指輪って、どうして左の薬指にするか知ってる?」

 「それって何か意味あるの?」

 「教えな~い。」

 泥酔して、眠ってしまった玉子を、轟は部屋まで送りました。 一方、家に帰ったハジメは、真っ暗の寝室を覗くと、陶子とチカラが寄り添うようにベッドで寝ているのを見て、居間のソファーで寝ることにしました。 でも、陶子はハジメが帰ってきたことに気付いていました。

 

 翌朝、ハジメは指輪はどこかと、会社の机の中を捜します。 轟は会社に寝泊りしていたようで、ハジメがガサガサしている音で、目が覚めました。 そこへ玉子が入ってきました。

 「ちょっと、これ、あんたの?」

 匂いを嗅ぐと、轟は、「ああ、そうだよ。」と、答えます。

 「何で、うちにアンタの靴下があんのよ。」

 「あっ、俺、酔うと靴下脱いじゃうんだよ、すぐ。」

 「まさか、あんた、あたしになんかしてないでしょうね。」

 「した。 お前、割とオッパイ、チッちゃめで・・・。」

Story06_ph_06  玉子のパンチが轟に炸裂。 轟はノックアウトされました。 なだめようとしゃしゃり出たハジメ。 指輪が足にあたり、滑っていきます。 鼻血ダラダラの轟と、怒り心頭の玉子。 そこに蟻田(宅間孝行)が入ってきて、あるDVDを見せました。 「ありすの花園」と題されたアダルトビデオ。 その表紙を見て、皆びっくり。 そこに映っていたのは、恵介の婚約者、亜里沙だったのです。

 恵介、知ってんのか、これ? あいつ、騙されてるんじゃ・・・。」

 「誰にだって隠したいことの一つ位あるでしょ。 今時、AV嬢やってたぐらいで、そんな騒ぐことないんじゃない?」(玉子)

 「いいじゃん、別に、AV嬢。 俺なら、大歓迎だけどな。」(轟)

 「お前はさ、結婚とか女の付き合い、まじめに考えたことがないからいえるんだよ。 たとえ仕事でも、他の男とだなぁ・・・。 大体、好きな男、騙すような女、お前、結婚できるのかよ。 俺は絶対、認めない。 とにかく、恵介に教えないと。」(ハジメ)

Cap6019  ハジメは慌てて、出て行きます。 また、指輪がハジメの足に当たり、転がっていきます。 慌てていて、落ち着きのないハジメ。 ゴミ箱まで蹴って散らかしてしまいます。 ハジメはそのDVDを持ったまま、日本橋の、恵介の両親との待ち合わせの場所まで来てしまいました。 

 陶子はチカラに行儀よくするように、話しかけています。 イライラして落ち着きの無いハジメに陶子が話しかけました。

 「どうしたの?」

 「恵介に話、あって・・・。 あのさぁ、仲人、やっぱぁ、きっぱり断ることにしたから。 ご両親来る前に、恵介に言って・・・。」

 「いいの。 ここまで来たら、ちゃんとお勤め果たしましょ。 せめて、縁談がうまくまとまるまで。」

 「お前が良くてもなぁ、そういうわけにはいかなくなったんだよ。 あのなあ・・・。」

 ハジメがDVDを陶子に見せようとしたとき、高齢の夫婦が声をかけました。

 「現代公論の堂々さんでしょうか?」

 「はい。」

 「河野恵三、妻の咲子と申します。」

 それを聞いて、ハジメが動揺しました。 慌てて、ビデオをチカラのリュックに隠すハジメ。

 ハジメが挨拶を交わしていると、遅れて恵介たちがやってきました。

 「すみません、道が混んじゃって。」

 亜里沙は、どことなく、変な表情のハジメが気になりました。

Story06_ph_07  昼食の席、ハジメは恵介の両親と談笑。 両親は亜里沙が気に入った様子です。 チカラが亜里沙にレッドマンボーを見せます。 もっといいものがあると、リュックに入れておいたレッドマンボーのDVDを見せようとしました。 ところが、チカラが持ってきたDVDは 亜里沙の出ていたAV『えっち変態 コスプレンジャー』(ありすの花園の裏表紙)。 ハジメが慌てて撮り返そうとしますが、後の祭り。 母親は失神、あえなく破談となってしまいました。

 家に戻り、頭を抱えるハジメ。

 「なんで、あんなものを持ってくるのよ。」 

 「恵介に教えるつもりだったんだよ。」

 「チカラのリュックにいれるなんて信じられない。」

 「それは・・・。 でも、結果はこれで良かったんだ。 恵介の両親に解らせて、はっきり破談になった方が、アイツのためにも良いんだよ。 モデルだなんて言って、アイツ、騙されていたんだ。」

 「あなたは何にも解ってない。 恵介くんは騙されてなんかいないわ。」

 「えっ?」

 「彼は、彼女の仕事のことは、最初から解っていたの。」

 陶子はハジメに、亜里沙に初めて会ったあの後、言われた事を話しました。

 『私、昔、AVに出ていたんです。 女優目指して、上京してきて、うまくいかなくて、それでも夢捨て切れなくて、AVの話に飛びついたんです。 自分で選んだ道なので後悔はしてません。 彼のご両親にも、本当は嘘を付きたくないんです。 ただ、私の事で、彼のご両親を悩ませたり、傷つけたくは無くて・・・。』(亜里沙)

 『俺、彼女と結婚したいんです。 彼女のすべてを受け入れて、結婚するつもりなんです。 先輩には内緒でお願いします。 親父が結婚を許してくれるよう、先輩たちの後押しが欲しいんです。』(恵介)

 『亜里沙さんの気持ちは?』(陶子)

 『私、女優になるのが夢でした。 でも今は、もっと大切な夢があるんです。 それが彼と結婚することです。 彼と二人で、幸せな家庭を作ることなんです。』(亜里沙)

 「自分の正義が、いつも正しいとは思わないで。」(陶子)

Story06_ph_09  ハジメは、すまない気持ちで一杯になり、その夜、恵介のアパートを訪ねました。 ハジメは恵介にごめん、と頭を下げました。 

 「俺の写真、好きだって、言ってくれたんです。 俺も、写真家夢見て、この世界入ったはいいけど、現実はチラシのブツ撮りやったり、安っぽいグラビア撮って、生活だってカツカツだし、でも、そんなくだらない写真も、彼女、いい写真だねって、笑ってくれたんです。 応援するから、夢捨てないで頑張ろうって・・・。」

 「恵介、俺・・・。」

 「良いんです。 先輩にだけじゃなくて、両親にも嘘を付こうとした自分が悪いんです。」

 「ご両親は?」

 「もう、田舎に帰りました。 でも・・・、俺、諦めません。 先輩見習って、何度土下座しても、必ず両親説得します。」

 恵介は、ポケットから、亜里沙に渡すつもりの婚約指輪を見せました。

 この指輪、彼女の指につけてやれるまで、彼女を守ってやるのが、僕の勤めですから・・・。」

 ハジメは恵介の想いに心打たれました。

 その後、バー『鴎外』に来て見ると、玉子が一人、ビールを飲んでいました。 ハジメは玉子に打ち明けました。

 「俺、恵介の縁談、壊してしまった。」

 「彼女のこと、ばらしちゃったんだ。」

 「そういえばさぁ、結婚指輪って、どうして薬指にするの。 昨日の夜、言いかけたろう。 憶えていないの?」 

 「そんな事、言ったっけ? 左の薬指って、10本の指の中で、一番力がない、弱い指なんだって。 昔、ピアノの先生に聞いたの。 薬指ってね、小指よりも神経がいってないらしいよ。 だから、お互いに、相手の弱い部分、欠けてる部分を守るっていう、誓いの意味もあって、左の薬指に指輪をするんだって。 それが、結婚っていうもんでしょ?」

 ハジメは神妙に聞いていました。

 「デスクさぁ。 奥さん、浮気してるんでしょ? 轟に聞いちゃったの。 指輪外すの、まだ早すぎるんじゃない? 浮気した奥さんにも、何か、それなりの理由があったと思うし・・・。」

 「浮気の理由・・・。」

 「まあ、なんにせよ、もう一度指輪をして、お互いに何が欠けているのか、見つめ直してから、これから先の事を考えてもいいんじゃない?」

 ハジメは居ても経ってもいられなくなり、店を飛び出しました。

Story06_ph_10  その夜、家では、陶子が、恵介の結婚話が破談になったことを房子に謝っていました。  

 「またハジメが・・・。 ホントにあの子は、いつも・・・、浮気はするわ、人の縁談はぶち壊すわ、こんな子つば・・・。」 

 「違うんです、お母さん。 ハジメさんじゃありません。 私が、私が浮気をしたんです。 申し訳ありません。」

 陶子は深々と頭を下げました。 房子は戸惑い、暫く言葉が出ませんでしたが、やがて、こう言いました。

 「よかたい。 私は何もアンタを責めようとは思わんとよ。 あの子は大きな事ばっか言うて、偉そうにしてるばってん、小まぁか頃から、しゃば僧やった。」

 「しゃばぞう・・・?」

 「情けなか奴ちゅう意味たい。 運動会のリレーも、絶対一等賞取るなんち、皆に豪語して、自分がコケてビリッケツ。 学芸会も、主役になったとは良かばってん、張り切りすぎて、舞台から落ちて、もう、てんやわんや。 あん子に期待しても、いっつも裏切られてきたけん。 ばってん、そげなあん子が、35年の人生で、たった一つだけ勝ち取ったもんがあるたい。 それがアンタばい。 アンタはハジメにとって、過ぎた嫁ばい。 母親として、妻として、よう頑張っとった。 それはチカラば見とれば解るくさ。 真っ直ぐ、すくすくと育って・・・。 もし、アンタが浮気ばしたとしても、これはハジメにも何らかの欠けた所があったからばい。 だけん、アンタを責めようとは思わん。 あげんシャバ僧と、よう結婚してくれた。 ありがとう。」

 房子は暖かい眼差しと笑顔で、陶子に語りました。

 「おかあさん・・・。」

 「だけん、別居して逃げるんじゃのうて、二人できちんと向きおうて、結論ば出してほしか。 どげん結論が出ても、私は何も言わん。 チカラが孫である事には変わりなかたい。」

 陶子は涙をこらえながら、母の優しさに感謝しました。

 「ありがとうございます・・・。 ありがとうございます・・・。」

Cap6022  そこにチカラが起きてきました。 房子はチカラの肩を抱くとソファーに連れて行き言いました。

 「御免御免、 お祖母ちゃんのお膝で寝んしゃい。」

 「パパレンジャーは?」

 「じき、帰ってくるばい。 帰ってくるばい。」

 房子は泣きそうになりながら、チカラを抱きしめました。(T_T)

 

Story06_ph_11  一方、ハジメは『鴎外』を出た後、ずっと会社でゴミ漁りをしていました。 失くした結婚指輪を見つけるためです。 朝になっても見つかりません。 ゴミ置き場はハジメのおかげで散乱し、出勤してきた社員たちは何事かと、ハジメのところに集りました。

 「何やってんですか? こんなところで。」(玉子)

 「結婚指輪失くしちゃったみたいで。」(馬場)

 「それはまずいでしょ。 いくらおしどり夫婦だからって、奥さん激怒でしょう。」(蟻田)

 「それにしても、こんなゴミの山から捜しようがないし・・・。」(馬場)

 「もういいよ。 もういいんだ。 俺って、こういう天命なんだよ。 あぁあ、しゃばいよな。」(ハジメ)

 すっかり、諦めムードのハジメを見て、玉子がゴミの山を捜し始めました。 それにつられて皆も・・・。

 「俺ら、デスクには、なんのかんの助けてもらってますから。」(馬場)

 そこに掃除のおばちゃんがやってきました。 皆が散らかしているのをみて激怒。 そのおばちゃんに玉子が尋ねました。

 「結婚指輪を捜しているんですけど、知りませんか?」

 「指輪? そういえば、そんなもの、今朝見たような・・・。」

 皆が、その場所へと走り出しました。 編集長を見つけると、ハジメが尋ねました。 編集長は左手を見せると、そこには、ハジメの指輪がはめられていました。

 「あっ、これです!」

 結婚指輪は、ドロドロに汚れたハジメの指に返されました。 朝、出勤したときに、掃除機が詰まって困っていたおばちゃんを見つけ、詰まっていたところから結婚指輪が飛び出してきたのです。

 「一度、してみたかったのよねぇ、結婚指輪。」(小町)

 「編集長って、結婚したことがなかったんですか?」(馬場)

 ハジメは、戻ってきた指輪をはめました。 そして、嬉しそうに見つめました。 

 『今夜、妻ともう一度、話し合うことにしました。

 よく考えたら、まだ妻が浮気をした理由をちゃんと聞いていませんでした。

 僕自身に原因があったのか、素直に聞いてみようと思います。』

 玉子はその書き込みをみて微笑みました。

 「頑張れ。 GoAhead。」 

Cap6023  一方、家では、陶子が指輪を外していました。 それを見つめると、用意した離婚届の上に置きました。

 『今週、妻に離婚されます。』

 『ゼウスでさえも

  いったん起こったことを

  取り消すことはできない

           ――アガトン』

 

 房子の優しさと、薫や恵介の想いに心打たれる第6話でした。 ハジメは昔っから面子にこだわる人間だったんですね。 それに前を向くと、全然、周りが見れなくなる性質なんでしょうね。 目先のことにばかり気が入って・・・。 だから、ドジばっかり。  まあ何故、陶子が浮気に走ったのか、なんとなく原因はわかってきたような気がします。 ハジメは接待接待で、家庭を蔑ろにしていたんじゃないでしょうか? 夜遅くなることが多く、家事も任せっきりで、陶子の心には隙間風が吹いていたんでしょうね。 同じように、子どもが産めないことで、妻との間に少し何らかの違和感を感じていた春木が陶子と出会って、惹かれあってしまった。 真意はわかりませんが、そんなところでしょうか? 薫の決意といい、恵介の決意といい、あれだけのしっかりした意思をハジメにも欲しいですね。 いつも流されていますし、 陶子が房子に浮気の事実を話した日なんか、結局、帰ってきませんでしたしね。 

 房子は陶子の気持ちをちゃんと掴んでいましたね。 陶子もいくらか、心を開いたように思います。 でも、なんで離婚届なんでしょう? それほどハジメが嫌いになったんでしょうか? 春木のところへいきたいんでしょうか? おそらく、そうじゃないでしょう。 陶子自身が責任を感じて、自分が嫌になって、ハジメがホテルで吐いた言葉「離婚しよう。」を受け、離婚に同意することにしたんじゃないでしょうか。 いずれにせよ、陶子が浮気の重みを日に日に深く感じ始めているように思えます。 ハジメはそれを受け止めることができるのでしょうか?o(^-^)o

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2007年2月18日 (日)

すきやきとcafeジロー・・・『花より男子2リターンズ』第7話

 昨日、観た『花より男子2リターンズ』第7話を手短にアップします♪o(^-^)o

Cap002  タマ(佐々木すみ江)は、つくし(井上真央)を使用人として使うことを決めました。 それに反発する司(松本潤)。 では、坊ちゃん専用の使用人にするという提案に、メイドチックな想像をしてしまう司。 タマに任せる、と、OKしてしまいました。 つくしは嫌がりますが、タマは、

 「ここでは私が法律だ。」 と、押し切ってしまいました。

 つくしが登校すると、類(小栗旬)が教室に訪ねてきました。 例の階段で、今、使用人として働いていることを話しました。 

 「でも、司のこと、呼び出したんだよね。 バレンタイン・・・。」(類)

 「それは・・・、もう遅いって話をしたんだ。 そう簡単には、元には戻れないよ。」(つくし)

 「悩んでいるんだ・・・。 牧野を悩ませている原因の一つに俺がいるよね。 俺にもまだ可能性はあるってことなのかな?」

 つくしは答えられませんでした。

 夜、司の部屋の掃除に来たつくし。 使用人らしく話すつくしに司はいいました。

 「二人のときは、普通に話せよ。 これは俺様からの命令だ。 今までどおりにしろ。」

 「うん・・・。」

 司は尋ねました。

 「この前、言ったこと・・・。 それって、もう一度、俺ときちんと向き合うってことだよな?」

 そういうと、つくしを後ろから抱きしめました。

 「牧野・・・。 俺はお前に命を掛ける。」

Cap004  その光景を影からタマが見ていました。 そこに美作(阿部力)が訪ねてきました。 なぜかテーブルをモップで拭くつくし。 床の掃除を始める司。 西門(松田翔太)が最近、連絡が取れないので、心配になって来たと言いました。 その時、つくしの携帯が鳴りました。 千石屋の幸代(加藤たか子)からで、優紀(西原亜希)と連絡がとれないと。 千石屋に来たつくしに幸代が言いました。

 「優紀ちゃん、今年は、西門さんにアタックって感じだったし、振られて、ショックで・・・。」

 司の家に戻っても、落ち着かないつくし。 優紀に電話しても繋がりません。 司が心配して、つくしの部屋に入ってきました。

 「相談に乗れることがあったら、乗ってやるぞ。 何かあったのか?」

 「優紀と連絡、取れなくて・・・。」

 「今から探しに行くか。」

 つくしの手を取り、外へ飛び出しました。 滋(加藤夏希)は、たまたまその様子を目撃してしまいました。

 「総二郎も家に戻っていないらしい。」

 通り道でホットドッグの販売車を見つけ、それを買う司。 つくしに半分渡すと、

 「腹が減ったら、戦が終わるってな。」

 「戦が終わるって・・・、そんなら、食べないままのほうが良いじゃん。」

 「いいから、食えよ。 NYでは二人で食えなかったしよ。 今は、こうしてお前といると、何が本当に一番大事か、良く解る。」

 二人はホットドッグを口に入れると、口を揃えて言いました。

 「マズ。」 「うえ~、マズ、マズ。」

 翌日、西門のことを二人に話す美作。 去年、幼馴染みの初恋の女性と再会して、その女が、バレンタイン以降姿を消したことを言いました。 でも、その人には高一の時に振られていて、正体もわからないと言う。 つくしは優紀の言葉を思い出しました。

 「もしかして、更さんが・・・。」

 茶道教室を訪ねると、更は辞めていました。 引っ越したと聞いて、つくしはその場所を尋ねました。

Cap006  一方、西門は山奥の陶器の作業場に来ていました。 そこに更(貫地谷しほり)がいました。 西門は昔のことを思い出しました。

 「そう言えば、更の親父さん、陶芸が趣味だったよな。 昔、ガキの頃、来たよな、ここ。 うちの家族と、更の家族で。 あっこれ、区民センター行ったらあって・・・。 昔、ここで買った物だよな。 そうおもったら、ここが急に懐かしくなってさ・・・。」

 更が置き忘れていた陶器の茶碗です。

 「何時に終わる?」

 「もうすぐだけど・・・。」

 「それまで、こっちに居ていいか?」

 「うん。 ちょっと待ってて。」

 一方、優紀の居場所は美作の捜査で、東京タワー付近に居ることがわかりました。 つくしと司は優紀を見つけましたが、優紀は倒れてしまいました。 つくしの部屋で目が覚めた優紀は、西門のことを話し出しました。

Cap008  「バレンタインの日にね、西門さんにチョコ、渡しに来たんだけど、西門さん、あたしだけあっさり、部屋に上げてくれて、一人で舞い上がっちゃったんだけど・・・。」

   「あのさぁ、ちょっと聞きたいことがあるんだけどさぁ・・・。」(西門)

 西門は更の茶碗を取り出しました。 

   「更は、ずっとあそこにいたの?」(西門)

   「西門さんが訪ねてきた次の日に、更さん、辞めましたけど・・・。」(優紀)

   「まじかよ・・・。」(西門)

 「ショックを受けている西門さんをみて、私もショックだったけど・・・。」

   「更さんって、あの時、朝の6時に呼び出した人だったんですか?」(優紀)

 「去年のバレンタインに、西門さん、朝の6時に呼び出されてね・・・。」

 去年のバレンタインの日――

   「あのさぁ、バレンタインの日に告白するのに、朝の6時に来いって奴、いるかなぁ? しかも、東京タワーの見える、ビルの屋上なんだよ。」(西門)

   「何ですか、それ。 超意味不明ですよ。」(優紀)

   「だよね。 行ったら馬鹿見るよねぇ。」(西門)

   「絶対行っちゃだめですよ。」(優紀)

 再び、西門の部屋で――

   「私が西門さんと、更さんのこと、邪魔したんですね。」(優紀)

   「違うよ。 最初から更は、俺にそんな気持ち抱いていないから・・・。 引導を渡したかったんだろう・・・。 あいつが惚れているのは、兄貴なんだ。」  

 司が説明します。

 「3年前、家のシタキリとか我慢できなくて、飛び出していっちまった・・・。」

 「しきたりね。」

 「そん時だよ、確か。 幼馴染の惚れてる女が泣き出して、それで総二郎の初恋は終わりをつげたんだ。 忘れようと思っても、実際あってみると、想いがたぎるっつうか・・・。」

 バレンタインの翌日、優紀は西門に、更の忘れていった茶碗を渡したことを告白しました。 また、優紀が探していたのは、西門が呼び出されたビルであることも。

 「そこに行けば、更さんが何を告げようとしたのか、わかるような気がして・・・。 もしかしたら、私の人生の中で、今が一番大事な時期かもしれない。 だからお願い、黙って見てて。 すぐ終わるから・・。」

 

 美作と3人、F4ラウンジで話をしていると、西門がやってきました。 どこへ行ってたのか訊く美作に、ツーリングに行ってたと言いました。 司はたまには二人で話しがしたいと、西門を連れ出しました。 その時、つくしに電話が。 優紀からです。

 優紀は二人が会ったビルを今朝、見つけたと言います。

 明日の朝、6時に来てくれるかなぁ、西門さん。」

 「なにがあったの? そこには。」

 「大事なものがあった。 西門さんと更さんにとって、物凄く大事なものが・・・。」 

Cap007  西門は司に、山奥の陶芸場で更に会った時のことを話し出しました。

   「去年、すっぽかしたこと、謝ろうと思ってさ・・・。 謝りたくても、更、どっか消えちゃうし、優紀ちゃんにね、更がお茶サークル辞めたって聞いて、あの時、俺にあったのが原因かなって・・・。」(西門)

   「二郎・・・。 それで会いに来てくれたの? でもね。 こっち来たのは、二郎がどうのって話じゃないんだ。」(更)

   「ショウちゃんは? 相変わらず、飛び出していったっきり?」(更)

   「連絡も無いんだ。 どこで何をしてんのかも解らない。」(西門)

   「更はさぁ、ホント兄貴(ショウ)の事、すきだったもんなぁ。 兄貴が居なくなったときも、独りでピーピー泣いてさぁ。 今でも、兄貴のこと、想ってる?」(西門)

   「私にとって、ショウちゃんはお兄ちゃんだから・・・、ただそれだけだよ。」(更)

   「じゃあさぁ、俺は? 俺は更にとって、何だったのかな?」(西門)

 そこに、一人の青年(田中圭)が声掛けました。

   「更、そろそろ帰るぞ。」(青年) そう言って、西門に礼をしました。

   「うん、すぐ行く。」(更)

   「優紀ちゃんてさぁ、すごく良い子だよね。 二郎のこと、ホントに大好きみたい。 あんなに純粋に二郎の事、想ってくれる人って、そうそういないと思うし、大事にしてあげたほうが良いと思うよ。」(更)

   「更、ひとっ走り行かないか? 後ろ、乗っけてやるよ。」(西門)

   「あたしね、結婚することにしたんだ。 さっきの彼、パパの友達の息子さん。 彼ね、陶芸の世界で物凄く注目されていてね、結婚前提にお付き合いしてくださいって言われてね、こんなに私のこと、想ってくれる人って他に居ないんじゃないかって・・・、今、ホントにそう想ってる。」(更)

   「良かったな。 幸せになれよ。」(西門)

   「二郎も・・・。」(更)

 「まるでピエロだわ。 結局、俺は常に蚊帳の外に居たってことを再確認したって訳よ。」(西門)

 「総二郎よぉ。 お前が朝の6時に行かなかったビル、どこだったか覚えてる? 牧野のダチは、それ、毎晩毎晩、一生懸命探しててよ、見つけたらしいんだ。 明日の朝、6時に来てくれって・・・。 今度はあの娘がよ。」(司)

 その日の明け方、優紀は待っていました。 西門はクラブで飲んでいましたが浮かない顔。 突然、外に出て、走り出しました。 優紀のところに来ると、優紀は西門の手を取って、ビルの屋上へと急ぎました。

 「どうしても西門さんに見て欲しくて・・・。 あっちの方向です。」

Cap013_1  優紀は東京タワーの方を指差すと、朝日が昇るときの看板を見るよう言いました。

 「手前のビルに朝日が反射して、6時から3分間だけ、文字が消えるんです。」

 日の光に照らされて、「すきやき」の「やき」と、「CAFE ジロー」の「CAFE」が消えました。

 『すき ジロー』

 「ジローって、呼ばれてたんですね。」

 西門は男泣きしました。

 「あいつバッカじゃないの。 あいつ、こんなもんのために朝っぱらから俺、呼び出して、冗談じゃねぇっつんだよ。 冗談じゃ・・・。」

Cap014_2  公園の歩道を歩く西門と優紀。 西門が言いました。

 「俺、更はずっと、兄貴に惚れてると思ってたからさ、本当に大事な人だと思うとね後一歩が踏み出せないって言うかさ・・・。 カッコ悪いよな。

 「そんなことないです。」

 「ありがとう優紀ちゃん。 今回のことで、俺の中の何かが変わった気がするわ。 優紀ちゃんのお蔭だね。 今度、きちんとお礼させて。」

 「はい。」

 二人は笑顔で歩き出しました。

 西門はF4ラウンジでつくしに会いました。 どうでしたとつくしに聞かれ、良い夢見させてもらった、と答えました。 そしてつくしにこう言いました。

 「牧野、頑張れよ。 人の目とか、周りのこととか気にすることないんだよ。 自分の気持ちにきちんと向き合って、自分の気持ちに正直に生きないと、やっぱりダメなんだよ。 今という時は、二度と戻らないんだから・・・。 一期一会だぞ。」

 つくしは迷っていました。 類のことを思い出していると、優紀から電話が。 公園のベンチで会うと、

Cap015_1  「私、好きなものは好き、これはもう、どうしようもない事なんだなぁって思った。 無理だよ。 好きなのに、無理やりその気持ちを押し込めるなんて・・・。 次はつくしの番だよ。 最近、つくしの弾けた笑顔、見てないような気がするからさぁ。 いつも笑って、元気一杯でないと、つくしらしくないよ。」 

 「そうだよね。」

 道明寺家に戻ったつくし。 司に話をするために、ドアをノックしました。 

 「明日、花沢類に会ってくる。 花沢類とは付き合えないって言ってくる。 やっぱり、今一番大事にしたいって思うのは、あなたじゃないって、きちんと話してくる。」

 「牧野・・・。」

 つくしはそう伝えて、部屋を出ると、ずっと握り締めていた、土星のペンダントを見つめました。 自分の部屋に戻り、類に電話を入れました。

 「明日、時間あるかな? ちょっと話があるんだ。 夕方4時に中央図書館の前で・・・。」

 類はため息を付きました。 どうやら、つくしの心が読めたようです。

Cap016_1  つくしの部屋に、滋がやってきました。 司との事を何も知らない滋は、道明寺グループとの合併の話をし、来週、その席で披露宴のことも決まると説明しました。

 「お祝いしてくれるよね。 あたし、今日は司の部屋に泊まっていくからね。」

 つくしは困惑しました。 滋が司の部屋に入ると、司は滋に言いました。

 「滋。 お前、もう俺の気持ち、わかってるよな。」

 「今夜は、私、ここに泊まらせてもらうから。 婚約者なんだから、私たち。 誰も文句は言えないと思うけど・・・。」

 つくしは立ち上がりました。

 更と西門のバレンタイン秘話、良かったですね。 あの日の誘いに西門が行ってれば、二人は結ばれていたのに、行かなかったためにすれ違い。 ある意味、更は西門の気持ちを試していた側面もあったんじゃないでしょうか。 でなかったら、あんな、変わったバレンタインプレゼントは無いでしょうしね。 ようやく向かい合ったときには、更には婚約者がいて御終い。 切ない、恋物語でした。 次回、つくしはちゃんと自分の気持ちに正直に向き合えるんでしょうか? いよいよ、楓が帰ってきます。o(^-^)o

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僕が、奥さんに浮気の事実を伝えます・・・『今週、妻が浮気します』第5話

 おはようございます♪(#^.^#) 今、一番関心のあるドラマ、『今週、妻が浮気します』第5話をアップします♪o(^-^)o

 「半年前に一度だけ、関係があった。」

 「ずっと会いたかったの。 私から誘ったのよ。」

Story05_ph_01  ハジメ(ユースケ・サンタマリア)は、どうしても春木(藤井フミヤ)と、一対一で話がしたくて、会社の会議をパスして、春木の勤める会社、羽住商事へと向かいました。 総合受付で春木を呼んでもらうよう頼むと、どこの部か、と尋ねられ、壁に取り付けられている案内を見て、羽住商事が様々な部門を手がける総合商社だと知り、動揺しました。

 受付のテーブルに置いてあった、グループ企業の案内パンフレットの中に、「シャレーヌ」があることに気付き、妻の会社が傘下の会社である事を知りました。 ハジメはきっとシャレーヌの関係の部署だろうと思い、山勘で言いました。

 「たぶん、繊維事業部だと思います。」

 「企画開発室長の春木ですね。お待ち下さい。」

 受付嬢が社内電話で連絡すると、ハジメは18階へどうぞ、と言われ、外来者許可証をもらって、繊維事業部の面接室へと赴きました。

 いざ対峙するとなると、全然落ち着かないハジメ。 そこになぜか玉子(ともさかりえ)と馬場(和田正人)が入ってきました。 玉子たちは、現代公論の企画「スケールの大きい男50選」の第2弾として、春木に取材に来たのです。 玉子は先週の会議の候補者リストをハジメに見せました。 確かに春木の名前がリストアップされています。 何の用事で来ているのか、問われてうまく答えられないハジメ。 そうこうしている内に春木が入ってきました。 春木はハジメの顔を見て、驚き、顔を曇らせました。 ハジメが現代公論のデスクであることに、この時初めて知ったようです。 普通に名刺交換をするハジメ。

 「この間もお話したとおり、春木さんはファッション業界で注目のプロデューサーですし・・・。」(玉子)

 ハジメは春木が業界でどういう存在か、この時初めて知ったようです。

 春木は何気なく聞きました。

 「あの、堂々さんがこの企画を?」

 「いえいえ、僕は立会いというか・・・。」

 ハジメは馬場に乗せられて、心にもなく、この企画を勧めてしまいました。 帰社してから、春木を批判するハジメに玉子は不審顔。 新聞の記事を渡され、春木が海外の無名の若手デザイナーを次々とブレイクさせた仕掛け人で、現在は新ブランド「シャレーヌ」と合同プロデュースをしていることを、記事を読む轟(沢村一樹)経由で知りました。 編集長(江波杏子)が入ってきて、羽住商事が現代公論の株主であると聞かされます。 編集長はこの企画を進めるようハジメに指示しました。

Story05_ph_02  ハジメはこの企画を断ろうと、羽住商事に電話をかけました。 その時、後ろから、至宝の妻・君子(広田レオナ)が来て、ハジメの携帯を奪い、閉じると、主人の浮気相手がわかったから付き合え、と、至宝(西村雅彦)の下へと連れて行かれます。 君子は会議室に乗り込むと、いきなり、お茶くみ係をしていた菜月(吉田智美)の顔を叩きました。 至宝に証拠写真を見せると、全員席を外すよう言いました。 出て行こうとするハジメを、君子は立会人といて引き止めます。 

 調査会社の証拠書類や証拠品を次々と突きつけ、その度に、至宝はハジメをつねって、助けを求めます。

 「この辺でいいんじゃないですか。 ここは職場だし、至宝さんも立場がありますし、ここはひとつ、私に免じて・・・。」(ハジメ)

 「あなたに浮気された人間の気持ちがお解かりになるの? 私は理由が知りたいの。 どうして、私という人間がいて、浮気なんかするのか、こんな人間のどこがいいのか・・・。」(君子)

 「若い方が良いってことじゃないですか? 大体、浮気なんて、浮気されるほうが悪いんですよ。 奥様、至宝さん、膝枕がすきってご存知ですか? 奥様と一緒に居ると息が詰まるって言っていました。 浮気されるのはされる方に欠けているものがあるからです。 まあ、安心してください。 私、至宝さんと結婚する気、有りませんから。」(菜月)

 逆ギレして、外で野次馬根性丸出しの、社員たちの間を出て行く菜月。 君子も怒り心頭で出て行きました。 ホトホト疲れたハジメを皆が気遣います。 奥さんがかわいそうという男たちに対して、

 「可哀想なのは至宝さんの方かも知れませんよ。」(玉子)

 「女の逆襲は怖いわよ~♪」(編集長)

 

 春木は広報部長に、今回の企画を断ろうとしますが、上層部同士で話ができている、良い宣伝になると、業務命令で拒否されてしまいます。 一方、その日、ハジメは、とうとう春木に会うことも、連絡することもできませんでした。

 家に帰ると、部屋は真っ暗。 母・房子(大森暁美)に電話すると、暫く預かることにした、と言われました。

 「陶子さん、昨日の夜、目を赤うして帰って来たとよ。 嫁ば泣かせるって事、最低の夫たい。」

 ハジメは淋しがるだろうからと、チカラ(加藤翼)を出すよう頼みました。 チカラと話をした後、Q&Aサイトを開きました。 ハジメを支持する回答が多い中、プリンはどうかと、その回答を観てみました。

 『相手の男と対決するなんて、器の小さい男に見えます。

 奥様は、いきなりホテルに乗り込んだあなたの行為を怒っていて、素直になれないのかも知れませんよ?

 だとしたら、相手の男に会って文句を言ったり、

 報復をすれば、ますますあなたに嫌悪感を抱くかもしれません。

 修復できなくなってもいいんですか?

 あなたがすべきことは浮気男と対決することではなく、

 あなたの奥様と向き合うこと。

 復讐は、臆病者のすることです。』

 インターホンが鳴って、ドアを開けると、至宝が入ってきました。 妻に追い出され、頼るところもことごとく先回りされて、行くところがないという。 ここで匿ってくれと言われ、正直迷惑なハジメ。 

 「男はな、ベッドの上でパンツ見られても、何もしていないと、言い張るのがルールなんだ。 認めたら終わりだ。」(至宝)

 そう言って、冷蔵庫の中を勝手に漁る至宝。 今日の君子と菜月について、

 「女ってのはな、いざとなったら、体裁も世間体も関係ない。 捨て身というか・・・、だから怖いんだ。 助けてくれ。 君は、なんだかんだ、君子に好かれているようだし、この通りだ。」(至宝)

 「僕は浮気されている側です。 何であなたの味方をしなきゃいけないんですか。」

 至宝は冷蔵庫からハジメのビールを取り出すと、「まあ、これ飲んで。」と、手渡しました。 なんとも自分勝手な人間です。

 

 翌日、出社してくると、春木の話が進められているのにびっくり。

 「春木を一日、密着取材?」(ハジメ)

 「上層部同士の話し合いで決まったらしい。 今から取材して、今日の校了に間に合わせるって。」(玉子)

 玉子は馬場を連れて、取材に出て行きました。 部下たちからも人気のある春木に、結婚してなけりゃあたしも狙うと話す玉子。

 「不倫したい男ナンバーワンってとこか。」(玉子)

 玉子は取材中に陶子(石田ゆり子)に出会いました。 現代公論で春木を取り上げることになったと言われ、陶子は困惑しました。

 「なんで?」

 その様子を不審そうに玉子が見ていました。 事務所で落ちつかないハジメに陶子から電話が入りました。

 「あなた、何企んでるの? 羽住に来たら、春木さんの取材してるって、どういうこと?」

 「そっちこそ、なんで羽住に居るんだよ? 会わないことにしたんじゃなかったのか?」

 「仕事は仕事。 そういう意味で、もう二人で会わないことにしたって言ったのよ。」

 「そんな話あるかよ。 こっちだって、あんなやつの取材、やりたくてやってんじゃないよ。」

 「デスクなら、どうにかできるでしょ。」

 「こっちこそ、仕事は仕事だ。」

 ハジメは吐き捨てるように言いました。

 やがて、玉子たちが帰ってきました。 ハジメに原稿チェックを頼む玉子。 ハジメは、「仕事は家庭人、オフタイムは理想のハズバンド」、と書かれた見出しにカチンときました。

 「家庭やプライベートも大切にする人らしいよ。 本人は照れて言わないんだけど、仲良いんだって奥さんと。」(玉子)

 「綺麗な人らしいですよ。 成城の一軒家に住んで、高級スーパーに二人でお買い物。」(恵介)

 ハジメは春木の家を訪ねようと出かけました。 会社の廊下では、至宝がおろおろしながらハジメによってきます。 妻の行動に苦しめられて、助けを求める至宝に、ハジメは吐き捨てるように言いました。

 「自業自得じゃないですか。 もっと苦しめばいいんです。 人の幸せ壊しておいて、自分だけ幸せになろうなんて、あんた、甘いんですよ。」

 さっさと、春木の家へと向かいました。 暫く、家の前にたっていると、夫婦で出かける春木を発見。 付いていくと、スーパーで楽しそうに、妻(大塚寧々)と買い物をしているのをみて、腹がたってきました。

 一方、玉子たちはバー『鴎外』で祝賀会。 その席で玉子は轟に尋ねました。

 「デスク、奥さんに浮気された?」

 「あそこの夫婦に限って、そんな事あるわけないだろう。」

 「あんたってさ、嘘つくとき、小指が立つんだよね。」

 「えっ、あっ、そんな癖、あったっけ?」

 「ひっかかった。」

 「わかったよ。 お前は鋭いよ。」

 「やっぱりねぇ。」

 「気になるのか? そういえば、お前、新人の頃、堂々のことすきだったよな。 でも堂々には陶子さんがいた。 で、お前は諦めて、他の男と結婚、で、失敗。 今なら、チャンスだぞ。」

 玉子はちょっと微笑しました。 その頃ハジメは家で、新聞の春木の記事を見ながら、悩んでいました。 新聞を丸めて投げ捨てると、

 『あいつだけ幸せなんて、可笑しいだろ! やっぱりあいつをそのまま、のさばらせて置く訳にはいかない。 あいつの仕事の宣伝に手を貸すわけにはいかない。 あいつだけ、仕事も家庭も順風満帆なんて、そんな不公平、あってたまるか。』

 ハジメは轟に電話をして、原稿差し替えを告げます。 轟は玉子に殴られたようです。 ハジメが言いました。

 「印刷所に連絡して、印刷止めた。 うちの女房を奪った男を持ち上げることはどうしてもできない。」

 「俺はこの話があったとき、編集長に、お前のかみさんの事を話してでも止めるべきだと思った。 今も雑誌に穴を開けてでも、止めるべきだと思う。 男として、友人として・・・。 でも一つだけいいか。 落とすにせよ、ちゃんと玉子の原稿、見てからにしろよ。 同じ編集者として。」

 出かけようとすると、至宝が入ってきました。  そこへ君子がやってきました。

 「煮るのも焼くのも、私の自由でしょ。 地獄に落ちるときは私も一緒に落ちるから。 復讐するなら、その覚悟がないとね。 さああなた、一緒に帰りましょ。」

 恐るべき君子の執念です。

 『俺は、地獄に落ちる覚悟があるんだろうか? いや、臆病者でもいい。 ひどい奴だと言われても良い。 俺はあいつに復讐する。』

 編集部に来たハジメは玉子の原稿に目を通しました。 玉子が一生懸命書いた原稿を見て、ハジメは差し替えるのを辞めました。 原稿は玉子の書いたもののまま、仕上がりました。 

 翌朝、編集部にハジメはいません。 ハジメは春木と対決することにしました。 チカラに電話しました。

 「今週の休みはパパとどっかに行こうな。 レッドマンボーによろしくな。」

 電話を切り、ハジメは思いました。

 『どうしても僕の怒りは伝えたい。 あいつだけが幸せなのは許せない。 たとえ、修復が不可能になっても。』

 春木は陶子とともに、会議中。 会議が終わると、一通の伝言が手渡されました。 ハジメから折り返し電話をくれ、というメッセージに、陶子を見る春木。 陶子と目が合うと、よそよそしく退席しました。 不思議そうな顔で陶子は見ていました。

Story05_ph_06  公園へ呼び出したハジメ。 ベンチから立ち上がると、春木に言いました。

 「一つだけ確認させてください。 妻にも聞いたことなんですが、あなたの口から聞きたい。 その答えによっては、僕はあなたを殴るかもしれません。」

 「わかってます。」

 「妻とは何時から・・・。」

 「半年前に、一度・・・。」

 ハジメは春木を殴りました。 

 「あなたに僕の気持ちがわかりますか? どれほど苦しんだか。 今も手が震えてるんです。 みっともないぐらい、怒りで震えが止まらないんです。 そのくせ、殴った拳が痛くて・・・、俺はそういう情けない奴なんです。 それに比べて、あなた、そりゃ括弧いいですよ。 俺の何倍も、そうやって、いつも堂々として、妻があなたに惚れたのも当然かもしれない。 でも俺は、俺は人生かけて妻を愛してきたんです。 あなたの何十倍も、何百倍も妻を愛してるんです。 それだけはあんたに絶対負けない。」

 ハジメは携帯を取り出しました。

 「あなたの奥さんに電話してください。 きのう、あなたと奥さんがいるとこ、見ました。 すごく幸せそうで、なんで俺だけこんな目にあって、そんなの不公平すぎる。 今、僕の目の前で、奥さんに電話してください。 僕が奥さんに浮気の事実を伝えます。」

 「逃げ隠れする気はありません。 すべての責任は僕にあります。 でも、妻には関係ありません。 妻を傷つけたくない・・・。」

 「僕の傷はどうなるんですか? 関係ないってね、うちの家庭は滅茶苦茶ですよ。 これは僕とあなただけの問題じゃない、家族同士の問題です。」

 「どうしてもというなら、仕方ありません。」

 そう言って、春木は電話しました。

 「もしもし、僕だ。 君と話をしたいという人がここにいるんだ。 今変わる。」 

 携帯をハジメに返しました。

 「もしもし、現代公論の堂々と申します。 あなたの旦那さんが僕の妻と浮気してました。 後は直接、ご主人から聞いてください。」

 「もしもし、いや、嘘じゃない。 彼の言っていることは本当だ。 すまない、本当に君には申し訳ないことをしたと思っている。」

 春木は真摯ですね。 逃げも隠れもしない。 しかし、彼が何故、陶子に恋をしたか、全然理解できません。 あんなに素敵な奥さんがいるのに。

 公園で相手を殴り、奥さんにばらしたことを、Q&Aサイトに書き込むハジメ。 賛辞が多いなか、プリンだけは違っていました。

 『大変なことをしましたね。

 あなたの奥様も黙ってないと思いますよ。』

Story05_ph_08  羽住商事で心配そうに春木を待つ陶子。 春木の顔の傷を見て、どうしたのかと尋ねる陶子に、春木は一言も答えず、会議の話だけして去っていきました。 ハジメに違いないと、踏んだ陶子は、タクシーに乗って現代公論にやってきました。 ハジメを見つけると、カリカリしながら言いました。

 「あなた、何をしたの。」

 「男と男のケジメをつけてきた。」

 「殴ったんでしょ?」

 「ああ、相手の奥さんにも報告した。」

 「なんでそんな・・・。 責めるなら、私を責めればいいじゃないの。 あなた、汚い! そういう行動に出るなら、私にも考えがある。」

 陶子の目は怒りで燃え上がっていました。

 『プリンさん。 あなたの言うとおりでした。 妻が逆ギレしました。 来週、妻が反撃します。』

 『憎しみは、その心を抱く者にはね返ってくる。――ベートーベン』

 ハジメは、とうとうやってしまいましたね。 春木にはハジメの想いが伝わったようですが、肝心の陶子には何も言及できていません。 至宝のように地獄へ落ちていくのでしょうか? 陶子の心はどんどんハジメから遠のいているように思えます。 春木のことは顔の傷や表情一つの変化でも気になるのに、ハジメが眠れず、顔色が悪いことや、ハジメが自分の事で苦悩していることには、あまり関心がないようです。 やはり、気持ちが春木に行っている証拠ですね。 ハジメはいつ、陶子と向き合えるのでしょうか。 原因はやはり、ハジメのほうにあるように感じます。 僕は、実はGo AheadさんのQ&Aサイトを少し、閲覧させていただいたんですが、最終決断したその日の夜と、その後の記事を見て感動してしまいました。 内容はドラマの最中なので、書かないでおきますが、夫婦を続けていく上で、大切なものは何かを教えてもらったような気がします。  今のところ、このサイトをベースにして、アレンジしたような内容のドラマになっているので、最終回が非常に楽しみです。 きっと、泣いてしまうと思います。 それまではプリン=玉子に癒されながら観ていきたいと思います♪o(^-^)o

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2007年2月11日 (日)

牧野以外、ありえねぇつんだよ・・・『花より男子2リターンズ』第6話

 昨日観た、『花より男子2リターンズ』第6話を手短にアップします♪o(^-^)o

Cap016  西田(デビッド伊東)は、つくし(井上真央)を自分の車に連れてきました。 司(松本潤)がこの一年で変わってしまった理由を説明するためです。 車に乗るところを、類(小栗旬)は自分の車の中から見ていました。

 「坊ちゃんがNYに渡って、暫くして、一つの事件が起こりました。 とあるホテルで語った、坊ちゃんの何気ない一言・・・。 『ぶっちゃけ、あのクソ、我らが会長サマのやり方は前から気に入らないんだよ。』 深い意味の無い、坊ちゃんらしい言葉でしたが、マスコミがこれを時期経営者の発言として大々的に取り上げたため、先行き不安要素と認識され、グループの株が大暴落したんです。」

 「そんな・・・、道明寺のたった一言で・・・。」

Cap017  「道明寺グループはいきなり苦境にたたされ、大規模なリストラ以外、打開策はありませんでした。 リストラ対象者には、ケン内田(鶴見信吾)という、坊ちゃんが兄のように慕う日系人もおりました。 リストラで彼の家族は崩壊し、生活が荒んできました。 ある日、ケン内田は会社を訪ね、再就職を願い出ましたが、会長もそれに答えることが出来ず、ケン内田は絶望し、坊ちゃんの目の前で、(ビルの屋上から)自ら命を絶ったんです。 それからです。 坊ちゃんが変わったのは・・・。

 トップに立つという事は、グループにかかわる何百万という人間の生活、そして、命に対する責任を負っている、と実感したんだと思います。 だから、必死で、あなたへの想いを断ち切ろうと、グループのトップに立つ男として、変わろうとしていました。 そんな中、あなたと再会し、同じ時間を共有するようになって、どうしても、自分の想いに嘘が付けなくなってきているように思います。」

 「でも、あなた方は、私と道明寺が付き合う事に、大反対なんじゃないんですか?」

 「私も明日にはNYに戻らねばなりません。 ただ、会長が日本に不在だからと言って、油断しないで下さい。 あなたと一緒にいるときだけ、坊ちゃんは、唯一、人間らしくなります。 トップに立つ男として、そうであって欲しい・・・。 私は願います。 わかっていただけましたか?」

 つくしは車を降りると、類が待っていました。 ドライブの誘いを受けても、以前なら嬉しいはずなのに、全然気が乗りません。 

 「ごめんね。 今私、混乱してて・・・。」

Cap018  類は後ろからつくしを抱きしめました。

 「ますます、混乱するかな、こんなことをしたら・・・。」

 つくしを振り向かせて、唇にキスしようとしましたが、つくしは拒みました。 二人はそのまま、別れてしまいました。

 一方、司は姉の椿(松島奈々子)に電話しました。

 「久しぶり。 ちょっと、協力しくれないかなぁ。 頼む。」

 翌日、千石屋のバイト中、優紀(西原亜希)はつくしに聞きました。

 「つくしは今年のバレンタイン、どうするの? いい機会かもよ。 きちんと自分の気持ちと、もう一度向きあうなら・・・。」

 「そう言えばさぁ、優紀。 西門(松田翔太)さんのバイクの後ろに乗せてもらったことある?」

 「無いけど。」

 「間違いないね。 そいつは指定席だよ。 特定の女しか乗っけないってこと。」(千石)

 「もしかして、忘れられない人とかいるのかな?」(優紀)

 「彼だって、初恋ぐらい、あったでしょうよ。」(千石)

 「初恋かぁ。 忘れられないのかなぁ・・・。」(優紀)

Cap019  家に戻ると、両親が出かける準備中。 つくしの前から、逃げるように去っていきました。

 たぶん、借金取りに追われているんでしょうね。 仕送りと言われてドキっとしましたからね。 漁村というのも嘘かも・・・。

 入れ替わるように司が帰って来ました。

 「じゃが肉とかいう、庶民の食い物を作ろうと思って・・・。」

 「肉じゃがでしょ。」

 司の気持ちに気付いた進(冨浦智嗣)が言いました。

 「家で食べてってよ。 お姉ちゃん、じゃが肉作ろう。 そうだ。 僕、部屋借りてもいいですか? できるまで勉強したいんで・・・。」

Cap020  二人っきりになって、ジャガイモを切っているつくしを後ろから抱きしめる司。 つくしは、どこ触ってんの、と司を背負い投げしました。 部屋の床が崩壊して、二人は一つ下の老夫婦の部屋に転落してしまいました。 

 翌日、F4ラウンジに集った、類、西門、美作(阿部力)の3人は司の話をしていました。

 「司の奴、完全に牧野に気持ちが行ってるって事は、大河原滋(加藤夏希)の事、あっさり切っちまうんだろうなぁ。」(西門)

 「このままだと、類とつかさの関係もやばいと思うし。」(美作)

 「結論出すのは、俺でも司でもなく、牧野が決めることなんだから・・・。」(類)

 「静(佐田真由美)はどうすんだよ。」(西門)

 「静とは終わったんだ・・・。 ホントだよ。」(類)

 そのとき、百合子たちの噂話が聞こえてきました。 つくしのアパートが壊れて、取り壊しになると聞き、3人は驚きました。

 その日、千石屋に更(貫地谷しほり)が訪ねてきました。

Cap021  「一緒に居たんだよね、うちのアパート、丸ごと買ってくれた人。 その人、知り合いなの?」(更)

 「一応・・・。」(つくし)

 「じゃあ、その人の友達も知り合いだったりする?」(更)

 「F4ですか? 一応、知り合いっていうか・・・。」(つくし)

 「そうなんだ・・・。」(更)

 そこへ椿が訪ねてきました。

 「こんにちは、つくしちゃん♪」

 

 滋は司のためにバレンタインのチョコを作っていました。 そこへ司のメールが。

 『話したいことがある。 時間作ってくれ。』

Cap022  司がメールを送ったとき、椿が帰ってきました。 FRAGILE(割れ物)の印字の付いた大きな木箱から、つくしが出てきました。 驚く司に椿が説明します。

 「つくしちゃんが住むとこ無くなったって聞いてね。 私にいい案があるんだけど・・・。」

 「ホントにいいです。 まずいですよ。」(つくし)

 「まずくない。 私にすべて任せるって約束したでしょ? このバカねぇ、婚約は破棄して、牧野と一からやり直したいから力貸してくれって連絡してきたの。」(椿)

 「えっ?」(つくし)

 「司、その言葉に嘘はないよね?」(椿)

 「おう。」(司)

 「じゃあ、付いてきて。」(椿)

 つくしは椿に部屋に連れて行かれました。 その時、司の携帯に滋のメールが入りました。

 『この前のカフェで待ってます。』

 滋はメールを送ると、オーブンを開けました。 そこには、崩れてしまったハート型のチョコクッキーが並んでいました。

Cap023  椿は物置のようになっている部屋に連れてくると、

 「今日から自由に使って良いからね。 ここなら、うまくやれば当分バレないと思うから。」

 「でも・・・。」

 「司の近くに居るの嫌? 今更、やっぱりダメだって言うんだったら、それでもかまわないの。 それは二人の問題だから・・・。 でもね。 母のやり方に振り回されて、悲しい想いを抱える人間をこれ以上増やしたくないの。」

 「えっ?」

 「私も高校生のときは、普通のサラリーマンの家庭の息子と付き合ってたのね。 でも、いきなり、ホテル王の息子との縁談が持ち上がって、当時、母はホテル事業を拡大したかったのよ。」

 「今回の道明寺と一緒・・・。」

 「そう。 私もそうとう抵抗したんだけど、最後は彼の父親が勤める会社と取引を停止するって言われて、それですべて終わり。 頭にきたってもんじゃ無かった・・・。 本気で母を憎んだわ。」

 「だからお姉さんは、ずっと私を応援してくれてたんですか。」

 「でも、本当に私を大切にしてくれているから、今となっては、結婚して良かったって、心から思っているのよ。 でも、あの頃大好きだった彼と結婚していたら、今頃どうなっていたのかなぁって思うんだ。 二人で逃げようと思えば、逃げられたわけだし、静ちゃんみたいに、家を捨てることだってできたはずだけど、結局私には、他の暮らしをしてる勇気が無かったの。 でも不思議なのよね。 今でも、あの頃の私が、どこかで自分を責めてるのよ。 なんでもっと頑張らなかったんだって・・・。 だからこそ、司には同じような想いをさせたくないの。 まして、相手はつくしちゃんだし。」

 「お姉さん・・・。」

 「ここで住むこと、考えてみて。 司の事、決着つけるにしても、いい機会だと思うし・・・。 ねぇ。」

 司は滋に会いに行きました。 結婚式場のパンフを見せる滋。 戸惑う司に言いました。

 「私、別れない。 別れるとか、司に言われたら、私、死んじゃうかも・・・。」

 司は困ってしまいました。

 「なんか、凄い展開だね。進くんは?」(優紀)

 「パパとママのところに行くって。」 進は二人に気を利かして、別のところに行くようです。

 「つくしちゃん、住むとこ見つかったの? いろいろ大変そうだね。」(更)

 「はい。 バレンタインが勝負かもしれないですね。」(優紀)

 「バレンタインかぁ。 私はあんまりいい思い出、無いんだよねぇ。」(更)

 つくしは司の家に引っ越してきました。 使用人たちに見つからないようにして。

 「つくしちゃん、うちに住むことになったから・・・。」(椿)

 「あっそう・・・、え――っ!」(司)

 「後は自分次第だから、頑張って。 じゃ私はこれで失礼するわ。」(椿)

 「サンキュー。 姉ちゃんすげえよ、さすがだよ♪」

 「ハシャぐ前に大河原滋さんのこと、きちんとしなさい。 彼女と縁を切って、つくしちゃんを選択するってことは、司にとっても、道明寺グループにとっても、大きな犠牲を伴うんだからね。 あんたがこれからやろうとしている事は、命がけの恋だからね。 くれぐれも慎重に。 暴走するんじゃないよ。」

 つくしは部屋の中にある物を眺めていました。 おそらく、かつて司が使っていただろうミニチュアたちを一つ一つ観ていました。 ふとんに入ったものの、一睡も出来ませんでした。

 F4ラウンジでつくしは、西門、美作に呼ばれて、ランチをおごってもらいました。 そこに司がやってきました。 その時、つくしは思い出しました。

 「あっ、忘れてた。 今日は発表の日だ。」

 慌てて走って行きました。 F4ラウンジで司は、二人に白状しました。

 「今、牧野はうちに住んでんだ。」

 「はぁ? おふくろさん、知ってんのかよ。」(西門)

 「知らない。 だから、今回は慎重にいくつもりだ。 なんつったって、『命がけの恋』だからよ。」

Cap026   つくしは校長から、英徳大学の封筒を貰いました。 いつもの階段で封を開けると、合格の文字が。

 「ありえないっつうの。」 つくしがはしゃいでいると、類から電話が入りました。 合格したって告げると、司の声が聞こえました。 つくしは、また電話する、といって、電話を切りました。

 「何で一緒にいるのに、掛けてくるんだよぉ。」

 また、電話が鳴りました。 今度は滋からです。

 類と司はラウンジで話をしていました。 類に、つくしと一緒に住んでいることを打ち明けましたが、類は全然表情を変えません。 司は今の気持ちを打ち明けました。

 「類に言われて目が覚めたっつうか、NYでいろいろあって、牧野を諦めようとしたけどダメだった。 やっぱ、あいつは、俺の中で最強なんだ。 牧野と一緒にいることで、誰にも迷惑かけない方法もあるはずだし、滋の家との合併が失敗しても、いくらでも立て直す道はある。 そう思ったら、俺の気持ちは誰にも止められない。」

 「俺に牧野を諦めてくれって言ってんの?」

 「まあね簡単に言っちまえば、そんなとこだな。」

 「バレンタイン。 牧野は、チョコ、誰に渡すのかな?」

 英徳学園の正門で滋はつくしに会い、言いました。

 「やっぱ花沢類さん・・・、もしかして司とか・・・、そうなんだ・・・。」

 「あのね、滋さん・・・。」

 「おめでとう、って言ってくれたよね。 私が司に付き合ってくれって言われた夜、良かったね、って言ってくれたよね。 つくし、今は司とは何も無いって言ってたのに、あたし・・・、信じていいんだよね。・・・、信じていいんだよね。」

 つくしは何も答えられませんでした。

Cap027  優紀は更のお茶の教室に来ていました。つくしのことを話しているとき、西門と美作が入ってきました。 西門の姿を見た更は、隠れてしまいます。 

 優紀のために、茶を煎じに来た西門。 煎じ用の茶碗を見て、顔色が変わりました。

 「それ、更さんのなんで、こちらを使ってください。」(優紀)

 「更って、もしかして、日向更?」(西門)

 更の教室だと解った西門は、煎じるのをやめて、部屋を出て行きました。 出て行く彼の後姿を、更は後ろから見ていました。

Cap044  バレンタインデー当日。 西門家の門の前は、プレゼントのチョコを持った女の子たちで一杯。 その中に優紀がいました。 優紀は更が西門の彼女だったんじゃないかと思っていました。 やがて、西門がバイクで戻ってきました。 優紀を見つけると、微笑みました。

 司は橋の上で、つくしを待っていました。 類は家で一人でバイオリンを弾いています。 バイオリンの弦が一本切れました。

 つくしがやってきて、司に赤い小箱を渡しました。 開けてみると、かつて司が渡した土星のペンダントが。 

 「それ返すから、きちんとケジメを付けるっていうか、そういうこと。」(つくし)

 「冗談だろ。」(司)

 「いろいろ考えて、沢山悩んで出した答えだから・・・。 やっぱ、遅すぎたよ。 皆を傷つけて、私たちだけ幸せになんかなれないよ。」(つくし)

 司はペンダントを箱ごと川へ放り投げました。

 「ふざけんな! お前にとっての俺はそんなもんかい! あんなもん、お前がいらないっつんだったら、俺には何の価値もねえ。 俺は別に何も悲しくなんかねえからよぉ。 俺はなぁ、お前以外、牧野以外、ありえねぇっつんだよ!」

Cap046  司は吐き捨てるようにそう言って、去っていきました。 その想いは、つくしの心に突き刺さりました。 そして、流れていくペンダントケースを拾いに走り出しました。 川に入り、びしょびしょになりながら、そして泣きながら、その箱を拾いました。 その姿を一人の老母が笑いながら観ていました。 

 司が家に戻ってくると、部屋にはバレンタインデーのプレゼントが一つ。 滋のものです。 添えられていたハートマークの手紙にはこう書かれていました。

 『大好きな司へ  ずっといっしょにいようね。 滋』

 司はソファーの上で一夜を過ごしました。

Cap047  朝、メイドが話しかけました。

 「失礼します。 寝てらっしゃらなかったんですか?」 

 「おう。 関係ねえだろ。」

 「失礼しました。 お食事はどうなさいますか?」

 「そうだな、こっちも・・・。」

 メイドを見て、司は驚きました。 そのメイドはつくしだったのです。

 「何やってんだ、お前? 何で朝からプロレスしてんだよ。

 「プロレス? もしかして、コスプレって言いたい?・・・ですか。」

 「だから、何やってんだよ。」

 「今日から、こちらで働かせてください。 ただ居る、という訳にはいかない、ですので・・・。」

 「本気か?」

 「今は理由が欲しいの。 ここで道明寺と、一緒に住む理由が・・・。 だから、これが私の精一杯の、道明寺に対する返事です。」

 「でもお前、使用人って・・・。」

 「よろしいじゃないですか。 人手も足りないことですし、働いてもらいましょう。」(タマ)

 「タマ(佐々木すみ江) お前、何時戻ってきたんだ。」

 「昨日遅くに、楓(加賀まり子)様から坊ちゃんのお世話をおおせ使いまして。 心配しなくても大丈夫ですよ。 訳ありにとやかく言うほど、野暮な歳のとり方はしておりませんから。」

Cap048  そう言うと、つくしを引き連れて、足早に去っていきました。 「おばあちゃん、痛いよ。」と、言うつくしに言いました。

 「私は千代から60年、この道明寺家に仕える使用人頭だよ。 お前さんごときに、馴れ馴れしく呼ばれる覚えは無いわ。 先輩と呼びなさい。 やるといったからには、死に物狂いで働いてもらうよ。 ここではやる事は山ほどあるんだ。 容赦しないからねえ。 ここで、私の言うことは絶対だ。 それを忘れるんじゃないよぉ。」

 タマは怖そうな笑顔を浮かべて、つくしをじっと見ていました。o(^-^)o

 また一人、強烈なキャラが登場しましたね。 楓の差し金ですか。 これは大変です。 また一人、つくしの敵が増えたようですね。 

 司と類のつくしを巡る恋、滋の恋だけでも良い感じなのに、西門と更の関係、タマの扱きと、ネタ満載って感じですね。 

 非常に面白くなってきました。 更と西門の間に何があったのか、とても気になります♪

《惹かれる台詞が多くて、手短にするつもりが、ついつい長文になってしまいました。 僕の悪い癖ですね。 次回はもう少し短くするよう頑張ります。》m(__)m

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ナマコ社員の存在o(^-^)o・・・『ハケンの品格』第5話

 おはようございます♪(#^.^#)

 昨日観たドラマの中から、『ハケンの品格』第5話を手短にアップします♪o(^-^)o

Cap002jpg_1  嘱託社員の小笠原(小松政夫)は、居眠りの真っ最中。 春子(篠原涼子)は、目を覚ましなさい、とばかりに消しゴムを顔に投げました。 販売2課の皆はびっくり。 目を覚ますと、メールの出し方が解らない、と美雪(加藤あい)や、浅野(勝地涼)に教えてもらう始末。 電源の入れ方すら解らない小笠原に、春子はイライラ。

 そんな日、主任の里中(小泉孝太郎)は部長の桐島(松方弘樹)に呼ばれました。

 「シゲちゃん、いや、小笠原さんは、昔は腕のいい営業マンだったんだ。 歳は違うが同期なんだ。 お前と東海林みたいに、いつも二人つるんで・・・。 本当に良い奴なんだが、情だけでは会社はやっていけない。 来月からの嘱託契約が更新できなくなった。 俺からは言い辛いから、お前から伝えてくれ。 人事部の決定だ。」

 一方、社内では、国税局の調査が入る、と皆、書類整理に大忙し。 小笠原は美雪たちの協力でパソコンの練習中。 ギャグを言いながら、楽しく練習している小笠原を、里中は悲しい顔で見ていました。

 里中は、東海林(大泉洋)に相談しました。

 「何か手柄になるような仕事を見つけるんだ。」

 そう、アドバイスされます。

Cap005jpg_1  その頃、販売2課では、浅野がオニギリを食べていました。 睨みを利かす春子に、

 「すみません。 寝坊したんです。」(浅野)

 「カニマヨネーズ? なんでこんな変な具を入れるのかねぇ。 オニギリは塩むすびが一番! だけどなかなか売ってないんだよなぁ・・・。」(小笠原)

 それを聞いて、里中は嬉しそうに言いました。

 「小笠原さん、それ行きましょう。 塩むすび。 企画出しましょう。 塩むすびは具がないから、価格設定を安く出来る。 その分、美味しい米や塩にこだわれば、他との差別化もばっちり。 さっそくリサーチしましょう。」(里中)

 「大前さん、小笠原さんと同行して、デパートを回って下さい。 俺は浅野とコンビニを回ります。」

 高島屋にやってきた春子と小笠原。 1階から地下に降りるエスカレーターの入り口付近で、プレイステーションを見つけた小笠原は、店員と雑談。 春子はさっさと、地下食品売り場に行ってしまいます。

 オニギリのリサーチ中の春子。 小笠原の名前を呼びましたが、近くにいません。 その頃、小笠原は、プレステの真っ最中。 春子が地下を探し回っているとき、アナウンスが入りました。

 『大前春子様、大前春子様、迷子のお知らせです。 小笠原繁さん、62歳が2階サービスカウンターでお待ちです。』

 たまたま、別の案件で来店していた東海林はびっくり。 迎えにも行かず、素知らぬ顔でオニギリのリサーチを続ける春子を見つけると、東海林は言いました。

 「なんで迎えに行かないんだ。 小笠原さんは、今大変なんだよ。 よそ者のアンタには関係ないが・・・。」 

 「よそ者の私は仕事があるので失礼します。」

 春子はさっさと帰ってしまいました。

 春子が書類を完成させ、里中に提出すると、小笠原がプレステ片手に、上機嫌で帰ってきました。 小笠原の雑談を白い目で見ていた春子のお腹が鳴りました。

 「迷子騒ぎで、お昼ご飯食べそびれて、お腹がなりましたが、それが何か。」(春子)

 時計は1時05分。 

 「すみません、気付かなくて、お昼ご飯食べてきてください。」(里中)

 「はい。」(春子)

 さっさと食事に行こうとする春子を部長が止め、里中とともに食事に誘いました。

 社員食堂につれて来られて、水を一気飲みする春子。 ここでは、外部の人間は割高になると、注文しない春子に、部長は奢ると言いましたが、春子は断りました。 

 「それより、部長、ご用件は?」

 「ここだけの話なんだが、大前君は小笠原さんをどう思う?」

 「社員の査定を派遣にさせるんですか?」

 「外部の君なら、情を挿まずに、客観的に意見が言えると思ってな。」

 「私には関係ありませんが、派遣の立場から言わせてもらえるならば、はっきり言ってあの人、マーケティング課のお荷物です。」

 春子はそう言って、別の場所へ昼ご飯を食べに行きました。 ため息を付く部長に、里中は塩むすびの企画書を見せました。

 「目を通してください。 小笠原さんの企画なんです。」

 「お前の気持ちもわかるが、早く言ってやったほうが、本人の為じゃないのか?」

 小笠原は美雪と、仕事帰りに雑談中。

 「うちの爺ちゃん、なんとなく、小笠原さんに似てるんです。」

 「私もね、孫みたいなあなたと一緒に働けて嬉しいよ。」

 「小笠原さん、将来現役ってかっこいいですね。」

 「いや、私ね、仕事はともかく、会社大好き人間だからね。」

 二人を観ながら、春子はさっさと追い越していきました。

 「あいつは派遣の皮を被ったインベーターだ。 小笠原さんは大先輩だぞ。 なんで、派遣にそんな事言われて、首切んなきゃいけないんだよ。

 『カンタンテ』にやって来た東海林と里中。 東海林が春子に言いました。

 「お前が、時給3000円いくらもボッタくるから、小笠原さんが弾かれるんだ。 それに桐島さんに何て言った?」(東海林)

 「主任、リストラですか?」(春子)

 「はい。」(里中)

 「小笠原さんがお荷物なら、お前、お時給インベーダーだ。 派遣は仕事をしてろ、正社員の人事にまで口を出すなよ! お前、人を思いやるとか、人の悲しい気持ちを悲しいと思う心とか、そういうの無いのか。」(東海林)

 「それが何か?」(春子)

 「お前が死にそうになっても、助けてくれる奴なんて、この世に一人もいないからな。」(東海林)

 「大丈夫です。私は一人で生きていけますので・・・。」(春子)

 「一人じゃねえだろ、一本だろ。 電信柱一本で立ってろよ!」(東海林)

 「いい加減にしてください。 東海林さん。 何しに来たんですか。 俺は明日こそ、小笠原さんに言わなきゃいけないんだよ。 もう契約更新できないって・・・。 大前さんみたいに一人で生きていける強い人はいいですよ。 でも小笠原さんには家族がいるんです。 小笠原さん、いつか言ってました。 毎日の通勤ラッシュだけは嫌だけど、家族の顔を思い浮かべると、そんなのなんとも無いって・・・。」(里中)

 「そういう人の事を、お荷物だって言う資格がお前にあんのかよ。」(東海林)

 「派遣は3ヵ月に一度、リストラの恐怖にさらされるんです。 あの人は会社に甘えてる、危機感が無さ過ぎたんです。 次はあなたたちの番かも知れませんね。」(春子)

 里中たちは何もいえなくなりました。 やがて、春子のダンスが始まりました。

Cap006jpg  翌日、里中は小笠原を会議室に呼び出しました。 気さくに話しかける小笠原に、辛そうに里中は告げました。

 「小笠原さん、すみません。 嘱託の契約、更新できないんです。 申し訳ありません。」

 小笠原の顔色が一瞬、曇り、そしていつもの顔に戻りました。

 「主任、ちょっと早いけど、お昼にしていいですか。」

 そう言って、小笠原は去っていきました。 販売2課ではその事が話題になっていました。

 「これだけ派遣がいたら、居るとこ無くなっちゃうわよ。」(黒岩)

 春子は12時になったので、食事に出て行こうとしました。 美雪が呼び止めました。

 「先輩、私のせいでしょうか? 私が、最近調子に乗って、小笠原さんの仕事に・・。」

 「思い上がりです。 あれだけ仕事をしないで、会社に居続けるスキルをあなたたちも学ぶべきです。 ほとんどナマコ状態ですから。」

 春子が大衆食堂にやってくると、そこには柱にもたれて、ボー然としている小笠原が居ました。 飯も食わず、ボーっとしている小笠原を春子は横目で観ていました。

 社内では、社員が大忙し。 派遣社員は涼しい顔でコーヒーを飲みながら見ています。

 「マルサだって。」

 「国税局、昨日から入っているだろ。 なんか99年の販売2課の決算、粉飾の疑いありだって。 伝票が手書きだった頃で、どっかに仕舞い込んじゃったみたいで・・・。」

 「5時までに経理に出さないとアウトよ!」

 黒岩(板谷由夏)が叫んでいます。 1時を過ぎているのに、小笠原はまだ帰ってきません。 その中で美雪が2課の仲間たちに語ります。

 「小笠原さんがそこにいるとほっとするんですよね。 一緒に仕事をしていると自分が派遣だって事、忘れちゃうんです。 派遣とか、社員とか関係なく優しくしてくれて・・・。」(美雪)

 なんとかしたい、と言う里中に、春子が言いました。

 「主任、何も出来ないんでしたら、そこに座ってなさい。 定年までずっと、自分の身を守ってください。 あなたにはそれが似合ってます。」

Cap008jpg  春子はそう言うと、出て行きました。 そして、小笠原のいる食堂へ。   小笠原のネクタイを掴むと、会社へと連れ戻します。 エレベーターに連れ込む姿を目撃した一ツ木(安田顕)は、東海林たちに報告。 東海林たちは二人を探しにいきます。 社員がアーカイブスで書類を捜しているなかを歩いていると、春子の声が聞こえました。 そこへいくと、春子と小笠原の姿が。 春子を問いただそうとすると、小笠原が立ち上がって言いました。

 「お探しの99年度の書類、見つけました。 いやー、私、ここに何度も足を運んでいますから・・・。 この人に引っ張り込まれたときにはどうしようと思ったけど・・・。 これ、必要でしょ。」

 社員総出で、月ごとに書類整理。 伝票の整理の仕方を皆に教える小笠原。 小笠原の知られざる能力です。 整理が終わると、里中が言いました。

 「小笠原さん、一緒に来てください。」(里中)

 「何か質問されたとき、小笠原さんでないとわからないでしょ。」(東海林)

 「小笠原さんじゃないとダメなんです。」(里中)

 里中と小笠原は、エレベーターへと向かいました。

 「里中主任。 最後に花道を作ってくれてありがとうね。」

 「最後じゃないです。 小笠原さんは、この会社に必要な人です。 僕たちにとっても大切な人です。」

 「その箱、私が持ってもいいかな?」

 「もちろんです。」

 小笠原の社内許可証がはずれ、エレベーターの下へと落ちていきました。 不吉の前兆です。

 突然、エレベーターが止まってしまいました。 故障です。 修理会社が来るまで30分。 書類の提出時間まで、間に合いません。 部長は国税局を引きとめようとしますが、5時までに提出が無ければ、不正があると見なし、警察に報告すると、頑として聞き入れません。 あと、10分しかありません。

Cap010jpg  春子はエレベーターの管理室へと向かいました。 モニターを見て、エレベーターのすぐ上の階のドアが開いていることに気付き、ロープと救出口の鍵を持って現場へと向かいました。 途中で東海林とすれ違います。

 春子はロープを身にまとうと、エレベーターへと降りていきました。 里中を救い、伝票を上げ、二人残ったとき、春子が言いました。

 「小笠原さん、伝票はあなたが持っていきなさい。 あなたの会社人生が沢山詰まっているんですよ。」

 里中と春子は小笠原を引き上げました。 二人は書類を持って、国税局のもとへと走ります。 ロープを投げて、と叫ぶ春子は取り残されてしまいました。 諦めていたら、なぜかロープが投げ入れられ、春子は大急ぎで上っていきます。 手を差し伸べたのは東海林でした。

 「お前、伝票だけでいいのに、なんで小笠原さんまで助けたんだ?」

 「あれは業務の一環です。」

 「そんなこと、あなたの契約に入ってませんけど、それが何か? 少しは素直になったらどうだ。」

 東海林はそう言って、春子を助けました。 左手を見て春子が一言。

 「バッちい。 手洗ってこよっ。」

 とっとと、去っていきました。

 国税局の調査も無事終わり、部長がご機嫌で戻ってきました。

 「皆、小笠原さんのおかげだ。」

 皆が拍手で迎えます。 販売2課の連中の前に来て、桐島は

 「シゲちゃん、首つながったよ。 里中、今日はお祝いだ。 シゲさんの好きな居酒屋へ行く。 マーケティング課全員集合!」

 その後、里中と東海林は、二人だけで少しだけ語らいました。

 「小笠原さん、守りたかったけど、僕は何もできなかった・・・。」(里中)

 「そりゃ仕方ないだろ。 俺たちは会社に根を張って生きてるんだ。 その土台だけは変えられないんだ。」(東海林)

 「でも、あの人は違うよ。 僕たちには変えられないのかな?」(里中)

 「あの女はインベーダーだ。 あいつのマネなんかしたら、俺たちは確実に弾き飛ばされる。 こっから外にな。」(東海林)

 東海林は窓の外を眺めていました。 やがて、皆で飲みに出かけます。 一人、飲み会には行かない春子を小笠原は待っていました。

Cap013jpg  会社のビルを感慨深く、淋しそうに見上げ、そして、去っていこうとする春子に言いました。

 「春子ちゃん。 あなただけに言うけど、私、やっぱり次の更新、しないことにしたよ。」

 「私には関係有りませんが、どうしてですか?」

 「私のために皆で花道を作ってくれた・・・。 もう、その気持ちだけで充分だ。 老兵は去るべきです。 ここいらでスパッとね。」

 春子は振り向くと、

 「小笠原さん。 ナマコがカッコつけないで下さい。 カッコよく、スパッと辞めるのは派遣の専売特許です。 社員なら社員らしく、会社にしがみ付いて下さい。」

 「春子ちゃん・・・。」

 「さっさと行かないと、また迷子になりますよ。」

 小笠原の眼から涙がこぼれました。(;_;)

 とても心打たれるラストシーンでしたね。 小松政夫さんの表情が、哀愁があって、とても素敵でした。 往年のギャグも出て、サービス満点でしたね♪ 話の展開に都合良過ぎる部分や、ありえない部分がありましたが、このドラマの中では、僕にとってはベストストーリーでした。o(^-^)o

 

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2007年2月10日 (土)

冬ドラマ、中間発表(#^.^#)・・・かみさんのベスト3♪

 今日は、昼から観ていなかったドラマを順番に観ていました。 今、『拝啓!父上様』を観ていて、これで僕のノルマ達成です♪(#^.^#) なんとか、毎週6本を消化しています。 記事はまた後ほどにして、今日は、一足早いですけど、かみさんの冬ドラマ中間発表を行かせていただきます♪

 かみさんは最近、PTAの仕事があって忙しく、その手の電話やメールがひっきりなしに来て、なかなかプライベートタイムが持てないようなんですが、昼過ぎから1~2時間、空く時間があるようで、その間に、気分転換代わりにドラマを観ているようです(もちろん、その時間帯でも、メールは引っ切り無しにくるそうです。そのため、大概のドラマは家事・メールチェックなど用事しながら観ているようですよ。) ほとんどのドラマを観ておられて、所謂ドラマニアです。 

 いくつか感想を言うと、『華麗なる一族』に関しては、本の書かれた時期が結構前で、台詞回しが今に合っていない印象が強いそうです。 『演歌の女王』は今日、映画『ナースのお仕事』と時間が重なるので、今ひとつなので、もう観るのを辞めようか、と言っておられました。

 さあ、ベスト3を発表しましょう♪o(^-^)o

Cap014_1    栄えある第1位は『ハケンの品格』だそうです。 ちょっと話の内容が都合良過ぎなんですけど、全体的にうまく話がまとまっていますし、これが一番期待が持てると言ってました。

 第2位は『ヒミツの花園』だそうです。 釈由美子がようやく役に馴染んできて、4人との絡みが面白くなって来たそうです。 次回の、花園ゆり子のサイン会、花園ゆり子になる釈に注目です。

 そして、第3位は『花より男子2リターンズです。 司がボロアパートに引っ越してきたり、新キャラ登場でかなり面白くなってきています。

Story03_ph_01_2  いかがでしたでしょう。 さて、僕はと言うと、上位3つは最初の頃と変わっていません。 ただ、順位としては、『今週、妻が浮気します』、『花より男子2リターンズ』、『東京タワー~オカンと僕と、時々オトン~の順で、4位、5位が『ハケンの品格』、『ヒミツの花園』です♪ 5本とも、それぞれ、捨てがたい魅力がありますね。 なかでも、『今週、妻が浮気しますは、ユースケの側から観ると非常に面白く、毎回ハラハラしながら観ています。 好き嫌いはあるでしょうが、僕は好きですね、このドラマ。 かみさんは全然関心が無いそうです。 

 拝啓!父上様』は流しながら観ています。 特に強い印象はありません。 嫌いじゃないので、ずっと観ています♪

 いかがでしたでしよう♪ 皆さんはどのドラマ、楽しんでおられますか?(#^.^#)

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半年前に一度だけ・・・『今週、妻が浮気します』第4話

 おはようございます♪(#^.^#) 今日は、今月唯一の土曜休です。 平日に観た唯一のドラマ『今週、妻が浮気します』第4話をアップします♪o(^-^)o

Story03_ph_11  ハジメ(ユースケ・サンタマリア)は、陶子(石田ゆり子)と浮気相手の春木(藤井フミヤ)の3人だけになったエレベーターの中で、意を決して、フードを下げて、振り向きました。 そこにハジメが居ることに驚いた陶子。 その顔色が見る見る曇っていきました。

 「何でここに居るの?」(陶子)

 「仕事。 作家さんと打ち合わせ。」(ハジメ)

 春木が15階のボタンを押し、「僕らはラウンジまで行きますけど、そちらは?」と言われ、「僕もラウンジへ。」と、答えるハジメ。

 「三枝さんのご家族の方ですか? 始めまして、羽住商事の春木と申します。 彼女とは新しいブランドの仕事で大変お世話になっています。」(春木)

 なぜか挨拶してしまうハジメ。 やがて、最初に点灯していた14階に着き、15階に着くと、二人は降りていきました。 ハジメも降り、「失礼します。」と言ってラウンジの方へ消えていこうとする二人を止めました。

 「あの・・・、あなたに話があるんです。 僕がここにいる理由は仕事ではありません。 あなたたちを待っていたんです。 部屋で話し合いましょう。」(ハジメ)

 「わかりました。」(春木)

 陶子の表情が悲痛なものになりました。 冷静さを言い聞かせて、ハジメは14階にある問題の部屋へと、ついていきます。 ハジメはプリンや玉子の言葉を思い出していました。

 『圧倒的にあなたの方が愛しているのだということを、奥様に伝えてあげてください。』

 至宝(西村雅彦)や轟(沢村一樹)の言葉も思い出しました。

 『今、俺がすべきことは、証拠を抑え、事実関係をはっきりさせ、白黒付けること。』

 チカラ(加藤翼)に借りたレッドマンボーを握り締め、問題の部屋1403号室に着くと、携帯で二人が部屋に入ろうとするところを写真に撮りました。 困惑する二人。

Story04_ph_02  部屋に入り、ベッドを見て、ソファーに座るハジメ。 陶子と春木も程なく座ります。

 落ち着かず、飲み物を探しに部屋中を探し回るハジメ。 でも、見つかりません。

 「もう、腹を割って話し合いましょう。 本当はこんなことしたくなかったんですけど・・・、妻の携帯を取り違えたときにメールを見てしまって・・・。 僕は僕なりに悩んだし、妻と話し合おうとしました。 でも、結局、話し合えないままで・・・。 卑怯なやり方をした事については謝ります。」

 「それについて、どうこう言える立場じゃありません。 こういう状況を見られてしまったのは、僕らの責任なので・・・。」

 「僕ら? 失礼ですが、ご結婚は?」

 「妻がいます。」

 「じゃあ、どういうことなんですか? 家族がいるってことは、あなたにとって遊びなんですよね?」

 ハジメは陶子がマリッヂリングを外している事に驚きました。

 「陶子、まさか本気じゃないよな?」

 「あたしは・・・。」(陶子)

 「遊びです。 少なくとも、互いの家庭を崩壊させるつもりで、二人は会っているわけではありません。 そういう意味では遊びになるんだと思います。 ・・・でも、不謹慎ですけど、恋をしてしまったのは事実です。」(春木)

 「僕も家族がいます。 子どもはいませんけど、妻やあなたに罪悪感があります。 それは彼女も同じでしょう。 彼女は何時も、あなたやお子さんの事を気になって・・・。」(春木)

 「彼女、彼女って、人の妻を気安く呼ぶなよ。 陶子、お前、何か言うこと無いのか!」(ハジメ)

 「ごめんなさい。 でも悪いのは私なんだから、私が何か言える立場じゃないけど・・・。」(陶子)

 「それはそうだけど・・・、その前にもっと言うことがあるだろ!」(ハジメ)

 「興奮しないで・・・。」(陶子)

 陶子の言葉に、ハジメが切れてしまいました。

 「何で、そんなに冷静にいられるんだよう。 もういい、離婚しよう! もう家には帰ってくるな。 もう後は二人で好きにしろ!」(ハジメ)

 「理由は聞かないの?」(陶子)

 「聞く必要はない!」(ハジメ)

 ドアを殴って、ハジメは部屋を出て行きました。 閉まったドアを後ろめたそうに見るハジメ。 力なく、轟のところへ戻ってきました。

 「なんで一人なんだよう。 ケジメつけてきたのか?」(轟)

 「離婚するって、後は二人で好きにしろって言ってきた。」

 「二人って・・・、部屋に二人残してきたのか? 何考えてんだよぅ。 別れ話してりゃいいよ。 ますます意気投合して、アレしたらどうすんだよぅ?」

 「追いかけてくると思ったんだ。 離婚話突きつけて、外に出たら、追いかけてきて、泣いてすがると思ったんだ。 なのに、何にも起きなかった・・・。」

 ハジメと轟は、いつものバー『鴎外』にやってきました。 ビールを飲むハジメ。 ワインを飲む轟。

 「俺・・・、ホテルの部屋に入ったとき、二人が土下座して、泣いて謝ってくると思ってた・・・。 なのに、開き直りに近い態度を取るなんて・・・、カッとして、結局、聞きたい事も聞けなくて・・・。」

 そこに至宝が入ってきました。 水割りを頼むと、

 「いや~、なつ(吉田智美)ちゃんの事で、妻と喧嘩しちゃってさ。 まあ、堂々君と似た悩みを抱えてるんだ。 立場は逆だがね。 そっちはどうなったんだ。 証拠は?」(至宝)

 写真を轟と至宝に見せるハジメ。

 「これなら、浮気の証拠に使えますよね。」(轟)

 「でも、相手に慰謝料を請求するとか、法的手段に訴えるなら、明確な情報がいるな。 二人が何時から、どの位の頻度で会っていたのか、それが判ったのか?」(至宝)

 「いや、それが・・・。」(ハジメ)

 「お前、今回の浮気が初めてかどうかも聞けなかったのか? お前はホントに・・・。」(轟)

 「とにかく、相手の男に制裁を加えたいのなら、まずはそれを確かめることだ。」(至宝)

 ハジメは家に帰ってきました。 Q&Aサイトに書き込みをするハジメ。

 『今、すべてが終わりました。

 気が抜けてしまって、何をどう書いていいかわかりません。

 ただ、皆さんへのお礼を伝えたくて、キーを叩いています。

 今日、ホテルに行って、私と妻、浮気相手の三人で話しました。

 妻が全力で、離婚したくない、許して、請うてきたら、すべてを許して、連れ帰るつもりでした。

 でも、取り乱しもせず、悪いのは私だからと、冷静に答えた妻に、僕は男としてケジメを付けるつもりです。

 僕は人生をかけて妻を愛してきたんです。 でも、妻にとって私との関係は、請うてまで、守りたいものではなかったということです。

 もう、離婚するしかないのでしょう。』

 すると、インターホンが鳴りました。 誰かな、陶子かな、とドアを開けると、ハジメの母・房子(大森暁美)が。 世話になっている、娘の旦那の財布から、風俗店の名刺が出てきて、大喧嘩になり、嫌気がして出てきたと言いました。 暫く居座るつもりです。

 「チカラは?」

 母にそう聞かれて、チカラのことを思い出したハジメ。 急いで保育園に向かうと、少し前に陶子が連れて帰ったと、言われました。

 「あいつ、チカラを連れて、出て行ったんじゃ・・・。」

 陶子に電話しましたが、留守電。 家に電話すると、母が出ました。

 「チカラは?」

 「チカラなら、ここに居るばい。」

 急いで家に戻りました。 チカラを見つけると、寝室から陶子が出てきました。

Story04_ph_10  ハジメは陶子を連れて寝室へ。 

 「なんでお前がここにいるんだよぅ。 帰ってくるなって言ったろ。」

 「話す必要がある、と思って・・・。」

 「こんな状況で話も何もないだろ。」

 「お母さんがいるなんて思わなかったのよ。」

 「とにかくお前は風呂いれろ。」

 母を追い出すつもりでしたが、ハジメはうまくいえません。 Wiiで遊んでいるチカラにマンボーを返しました。

 「チカラ、ありがとな。」

 陶子が風呂に入ったとき、房子はハジメに話しかけました。 二人の異変に気付いたからです。

 「浮気しとんね。 あんたら二人の様子見りゃ、わかるったい。 あんたをそげな息子に育てた憶えはなきゃけん。」

 「えっ?」

 房子はハジメが浮気していると思ったようです。

 「そげんことして、捨てられるのはお前たい。 ボイ捨てされるとはお前たい。」

 ハジメはホトホト困ってしまいました。

 チカラを寝かせ、房子も寝た後、陶子が話しかけました。

 「話すことは無いって言ったろ。」(ハジメ)

 「私は有るの。 とりあえず、彼とは会わないことにしました。」(陶子)

 「とりあえず? とりあえずってなんだよ。 お前、俺のこと、馬鹿にしてんだろ。」

 「・・・。」

 「やはり、話す必要なんてない。 お袋帰ったら、チカラ置いて出て行け。」

 ハジメはチカラと一緒に寝ました。 

 朝、起きてみると、チカラも陶子もいません。 台所へ出てみると、3人がお出かけの準備。 

 「皆で絶叫マシンに乗りにいくけん。 アンタも日曜日は家族サービスするたい。 そこでよかとこ見せて、挽回するとよ。」(房子)

 どうやら、房子が夫婦の仲直りのために、設けたようです。

 「俺はそんな呑気なこと、してる場合じゃないんだよ。」(ハジメ)

 「なんに、その態度・・・。」(房子)

 「お母さん、ハジメさん忙しいんですよ。 あなた仕事でしょ。 早く着替えないと遅れるわよ。」(陶子)

 陶子が気を利かしました。

 日曜日なのに出社するハジメ。 デスクに座り、Q&Aサイトを開くと、実に52件の回答がありました。 ハジメを褒めるメールが多い中、プリンのメールが目に留まりました。

 『大変でしたね。 お疲れ様。 体調はいかがですか?

 今、すべてが終わりましたと書いていらっしゃいましたが、私はこれからが始まりなのだと思います。

 奥様が言った言葉は本心じゃないと思いますよ。

 彼女の本心が解らないまま、あなたの本心を伝えないまま、このまま終わらせることがあなたの望みですか?

 こんな事、あなたに聞くのは失礼ですが、奥様が浮気をしようとした原因は何だったのでしょう?

 あなたに落ち度はなかったのでしょうか?』

 「落ち度・・・。」  プリンの言葉が心に残りました。

 やがて、編集部の連中が休日出勤してきました。 昨日の残務処理だそうです。 編集部内では、昨日のQ&Aサイトの事が話題の中心。 ハジメにその事を話しかけます。 そこへ雑誌『ボーノ』の編集者・工藤(矢柴俊博)が入ってきて言いました。

 「お宅の編集部の泉玉子、現代公論辞めて、他の出版社に行くんだってな。 出版界最大手、講学館。 しかも、お前らの宿敵、文藝秋冬。」(工藤)

 「おいおい、今の話、どういうことだよ。」(ハジメ)

 「知らないのか? 直木賞作家の江藤先生に取り入って、紹介してもらったって話だよ。 江藤が会員クラブで吹聴してたんだよ。 今度の日曜日、講学館の文芸部デスクに紹介するって。」(工藤)

 玉子の机の上には文藝秋冬の雑誌が何冊も。

 「玉子ちゃんはなぁ、俺たちと10年以上も、同じ釜の飯食ってきたんだぞ。 家族みたいなもんだろう。 相談もなくあっさりとさ・・・。」(ハジメ)

 「女はドライですからね。 気持ちが離れたら、もう他人・・・。」

 「でも隊長、今度の日曜日って、今日のことじゃないですか?」

 皆があきらめムードで残務処理を始める中、玉子から電話がかかってきました。

 「玉子。 今、どこに居るの?」

 「えっ? 清方苑ですけど。」

 「なんでそんなとこにいるの?」

 「作家の江藤先生と打ち合わせで。 それよりお願いがあるんですけど。」

 「お願い?」

 「江藤先生に渡す資料、会社に忘れてきたんです。 バイク便で届けてもらえませんか? 受付に届けてもらえば判るようにしておきますので。」

 「わかった。」

 ハジメは玉子の机の上にある書類を見つけ、引っ張り出すと、マウスに触れて、パソコンの画面が付きました。

 「なんだ、興味ないって言っておいて、書き込みしてんじゃん。 何度もすみません、プリンです・・・か。」

 ハジメはハンドルネームを見て驚きました。 プリンは玉子だったのです。

 『何度もすいません。 プリンです。

 もう一つだけ、付け加えさせてください。

 別れは急がなくてもできます。

 まずはあなたが振り上げた拳をおろし、鎧を脱がないと、奥様も鎧を脱がない、と思います。

 奥様の鎧を脱がせて上げてください。

 そうすれば、きっと』

 「玉子ちゃんが、プリン・・・。」

 ハジメは現代口論社を出ると、自ら清方苑へと走っていきました。 そして居場所を聞き出すと、その場所へと赴きました。 そして、玉子を説得しようとしました。

 でも、ハジメの肩を叩く人が気になって振り向くと、着物姿の編集長・小町(江波杏子)が。

 「もしかして、お見合い?」

Story04_ph_07  庭に出て、玉子と二人で話しをしました。

 「他の連中に絶対、言わないでくださいよ。 恥ずかしいから。」

 「お前、まさか・・・。」

 「そんな訳ないでしょ。 先生にしつこく迫られて、断れなかったんですよ。 編集長に相談したら、編集長まで乗り気になっちゃって。」

 「確か、あの先生、世話好きだった。 ホント、申し訳ない。」

 「でも、ちょっと嬉しかったかな、デスクが止めに来てくれて。」

 「あのさぁ、ちょっと変な事を聞くようだけどさぁ、例のQ&Aサイト、プリンさんって玉子ちゃんなんだろ? いや・・・、資料探してて、ビジー立ち上がったままでさ。」

 「まじ?」

 「うん、つい見ちゃった。 あの質問者ってさぁ・・・。」

 「情けないやつだよねぇ。  全然知らない相手にこういうのも何だけどさ、あいつ、ダメダメじゃん。 でも何か応援したくなんない? それに人事に思えないっつうかさ、ほら、あたしも浮気されたって言ったでしょ。 自分が失敗した事をさ、あの人にも繰り返して欲しくなくてさ。 それにあの質問者さんのハンドルネーム知ってる?」

 「いや・・・。」

 「Go Ahead。 彼は前進という名前を選んだの。 そんなどん底にいてもさ。 あいつならきっと乗り越えられる。 神様は、その人が乗り越えられない試練は与えない、ってね。」

 「玉子ちゃんのハンドルネームは何で?」

 「もちろん、プリンが好きだから。」

 玉子は編集長に催促されて、お見合いへと戻っていきました。 ハジメは心の中で呟きました。

 「サンキュー♪」

 ハジメは会社に戻ると、Q&Aサイトに書き込みを始めました。

 『プリンさん。 いつもありがとうございます。 

 もう一度、妻と話してみようと思います。

 そして、彼女の本心を真摯に聞いて見たいと思います。

 僕も本音では、離婚を望んでいる訳ではありません。』

 話し合いをしようと家に戻ったハジメ。 でも、誰も居ません。 留守電が入っていたので聞くと、姉夫婦が仲直りしたので、3人でそっちに泊まる、という房子のメッセージが入っていました。 電話すると、房子が出てきました。 陶子に変わって欲しい、と言うと、風呂に入っているというので、終わったら、陶子だけこっちに寄こしてくれ、と伝言しました。

 一方、編集部に帰ってきた玉子。 机の上にはプリンが二つと置手紙。

 『いつもご苦労さん。 堂々。』

 昔、撮ってもらった、ハジメとのツーショット写真を嬉しそうに見ながら、プリンを食べていました。

 たった一人、陶子が来るのを待つハジメ。 ソファーに座ったり、コーヒーを飲んだりと、落ち着きません。 やがて、陶子が帰ってきました。

Story04_ph_08  暫く、無言の時間が過ぎていきました。

 「あの・・・、私からいいですか?」(陶子)

 「ああ・・・。」

 「ごめんなさい。 まずは謝ります。 謝って済むことじゃないって判っているけど、離婚したくてこういう事になった訳じゃないんです。」

 「何時からだ。 何時からだ。 何時からだって聞いてんだよ!」

 「怒鳴らないでよ。」

 「今回のことは出来心なのか、もっと前から付き合っているのか、それが聞きたいって言ってんだよ。」

 「答えられない。 これじゃ昨日と同じじゃない。」

 「はぁ? なんだそれ? お前が話し合いたいって言うから、こうして話し合おうとしてやってんだろ。 だいたいお前が強気に出る立場か。 まず、土下座して、泣いて謝るのが筋だろ。 話はそれからじゃないのかよぉ。 お前、俺を馬鹿にしてんだろう。 俺ならなんでも許すって。 俺だってなぁ、男としての面子があるんだよ。」

 「面子?」

 「当ったり前だろ。 妻に浮気される夫なんて、こんなみっともない事ってないだろ。 お袋にだって言えねえよ。 普通の男ならな、問答無用、即離婚だよ。 それをここまで我慢してやって、聞いてんのに。」

 「あなたに話し合う気がないなら、話せない。」

 「話し合ってやってんだろ!」

 「今日はチカラのところに戻ります。 また改めて話し合いましょう。」

 出て行こうとする陶子をハジメは止めました。

 「待てよ! 言えよ! 何時からなんだよ。 何時からなんだよ!」

 仕方なく、陶子が言いました。

 半年前、展示会で大阪に出張したでしょ。 その時、一度だけ、関係があった・・・。」

 ハジメは固まってしまいました。

 「会いたかったの。 ずっと、会いたかったの! だから、あたしから誘ったのよ!」

 そう言って、去っていった陶子。 ハジメは飲みさしのコーヒーカップを払い捨てました。 壁に叩きつけられ、コーヒーの色に壁が染まります。

 「なんでだよ!」

 割れたカップを一枚一枚拾い、朝、ゴミ捨て場へ。 陶子との日々が頭の中をよぎります。

 編集部では玉子のお見合いの話で持ちきり。 編集長がしゃべってしまったようです。 お見合いさせて、先生の顔を立てて、丁重にお断りする作戦だった、と皆に説明する編集長。 そんな時、轟にハジメから電話が入りました。

 「悪い、編集会議、お前が進めといてくれ。 どうしても行かなきゃいけないところがあるんだ。 午後出で行くって編集長によろしく。」

 「大丈夫か?」

 「ああ、第2ラウンドだ。 これ以上、なめられてたまるか。」

 「どこに行くんだよ?」

 「決着を付けにいく。 男と男の。」

 ハジメは春木の居る羽住商事へと向かいます。

 『僕の妻は浮気をしました。 でも妻の口から、納得のいく言葉を聞くことができませんでした。 ならば、相手の男から聞くまでです。 僕は妻も、相手の男も許せません。 今週、浮気男と闘います。』

 『ひどく憎んでいる限り、 まだいくらか愛して いるのである。

                          ―デズウリエール夫人』

 とりあえず会わないことにした、とか、半年前に一度浮気していて、ずっと会いたかったとか、そんな事言われたら、僕もやっぱり、冷静で居られないでしょうね。 とりあえずって事は、いずれホトボリがさめたら、また会うって事でしょうし、お互い恋してるって事は、陶子の気持ちは春木に向いているって事で、家庭を崩壊させたくないという想いが無ければ、半年も想っていた以上、あっさり離婚に同意していたでしょうね。 

 ハジメがプリン=玉子の忠告を忘れて、激情してしまったのは、観ていて悲しかったです。 ハジメの進む方向は、きっと破滅へと向かうでしょうし、今後、二人が修復に向かうには、玉子の忠告を思い出し、冷静に、真摯に陶子の想いを受け止めることじゃないか、と想います。 かと言って、ハジメが陶子を許し、何事もなかったように家族を続けていくとしても、陶子に育った恋心は、そう簡単に消えるとは思えません。 きっと、また会いたくなって、関係してしまうと想います。 大切なのは、プリンが書いたように、圧倒的に自分のほうが愛しているんだ、という事を陶子に見せなきゃいけないんだ、と思います。 それが、どういうものなのか、今のところ、ハジメの視点でしか話が進んでいないので、全然ビジョンが見えてきませんが、僕は、ハジメが第1話で言った、『陶子がどうして僕を選んだのか思い出せない。』が、ずっとひっかかっていて、おそらく、この辺に答えがあるんじゃないかな? と思っています。

Topics_pic08  まあ、当分は良くない方向へ話が進んでいくように思います。 ところで、プリンの正体、予想に反して、こんなにも早くバレてしまいましたね。 最終回にわかるんだとばかり思っていました。 ちょっと意外です。 なお、後半に入ると、春木の妻役で大塚寧々さんが登場するようですね。 楽しみです♪(#^.^#)

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2007年2月 5日 (月)

時給1,800円・・・『ハケンの品格』第4話

 おはようございます♪ 土曜日に観た残りのドラマの中から、『ハケンの品格』第4話の感想を手短にアップします♪ o(^-^)o

Cap010  春子(篠原涼子)は、帰りのバス停で東海林(大泉洋)にキスをされました。 でも春子は、気にも止めず、さっさとバスに乗り込んでいきました。

 給料日。 初めての給料が103,200円と、あまりの低さに美雪(加藤あい)はびっくりしてしまいました。 家賃・光熱費を払ったら、次の給料まで持たない、と愚痴をこぼしました。

 東海林は、桐島(松方弘樹)からロシア企業の商談を任され、秘書に春子を指名しました。 ロシアに2年居たという東海林は自信満々。 賢介(小泉孝太郎)と打ち合わせ中、美雪が契約書などを積み上げられていた書類の山をひっくり返してしまいます。 東海林は、とりあえず契約書だけを取り出し、賢介と美雪は残りの書類を整理ボックスにしまい、キーロックしました。

Cap009  ロシア企業との、エビを巡る商談は難航し、半ばダメかと思われた時、春子が迫力満点のロシア語でバイヤーをまくし立てました。 あっという間に商談成立。 東海林は、改めて春子の凄さを痛感しました。

 スパニッシュ・バー「タブラオ・カンタンテ」で美雪は愚痴をこぼしていました。 そこへ東海林と賢介が入ってきました。 やがて春子のダンスが始まりました。 情熱的な踊りにくらくらする東海林。 春子を呼び出すと、商談の事で礼を言いました。 東海林は、個人的にちゃんと話をしようと、春子を外へ連れ出しました。 外は木枯らしの吹く寒さ。 春子が好きだ、一緒に働きたいという東海林に、春子は2ヵ月後にいなくなる派遣だと、切り捨てました。 でも、あまりの寒さにかぜを引いてしまいます。

 美雪はインターネットで時給1800円の仕事を見つけました。 美雪は一ツ木(安田顕)に 「母が急病で実家に帰りたいので暫く休みが欲しい」 と嘘をつきました。

 「今日だけで、6人目なんだけどねぇ・・・。」 一ツ木にとっては日常よくある、派遣社員の、ずる休みの言い訳と気付いているようです。

 春子は東海林のおかげで38.8度の高熱。 風邪熱を押して、出勤しました。 東海林は風邪でお休み。 そこに商談相手のロシア企業から電話が入りました。 春子が電話に出て、桐島に、3時までに契約を交わしたい、と言われたことを伝えました。 社内は大慌て。 インボイスが無い。 整理ボックスの中に紛れ込んだのではと、賢介は気付き、美雪に電話を入れますが繋がりません。  一ツ木にも連絡が入り、一ツ木は実家に電話をしますが、病気で倒れたはずの母親が出てしまい、嘘が発覚してしまいます。 春子は、他の派遣仲間が、時給1800円の仕事のために、美雪が面接に行っている、と聞き、その会社の場所を聞き出しました。

Cap014  春子は、バイク{NINJA}に乗って、美雪の面接先に来ました。 美雪を見つけ駆け寄ると、言いました。

 「ロッカーの鍵、持ってるんでしょ。 渡しなさい、早く!」

 鍵を受け取ると、春子はさっさと去っていきました。 熱でボーっとしながらも、次々に車を追い越し、ロシアの企業の車も追い越しました。

 整理ボックスを開けると、該当資料をサッと探し出し、社員に手渡しました。 そして、ロシアの女性バイヤーが春子の前に現れました。

Cap015  「さっき、私の車、追い越さなかった?」

 「それがなにか?」

 帰り、会社の1階で美雪に会うと、春子は急に倒れこみました。 美雪と賢介は、春子をタブラオのママのところに連れて帰りました。 春子が時給600円のレジ打ちから始めた、と聞かされ、一度も投げ出さなかったという話に美雪は考え込みました。

 翌日、熱が下がり、元気に出勤する春子の横には、1,800円の仕事を断わった美雪の姿がありました。

 今回も春子のスーパー派遣振りが面白かったですね。 春子にとって、東海林のキスはハエですか。(^o^)  ロシア人とのやり取りは、完全に春子が一枚上でしたね。 ロシア語まで出来る派遣っているんですかね? 春子はロシア人バイヤーに、何て言ってたんでしょうね? なんて言ったか解る方、教えてください。(#^.^#)

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2007年2月 4日 (日)

所謂、癌です・・・『東京タワー オカンとボクと、時々オトン』第4話

 ただ今、夜の10時です。 『東京タワー~オカンとボクと、時々オトン~』第4話を手短にアップします♪o(^-^)o

Story3_pic6_1  『ばあちゃんが死んだ。 何もしてあげる事が出来ずに、ばあちゃんが死んでしまった。 悲しさよりも悔しさに泣けた。 さよならもありがとうも違う、何か感じたことの無いような気持ちが、言葉にならなかった。』

 雅也(速水もこみち)はまじめに働き出しました。 いくつかのバイトをめげずに、一生懸命こなしていました。

 アパートにも戻ってきて、ちゃんと家賃も払うようになりました。 そんなある日、去っていったはずの耕平(柄本佑)が戻ってきました。 雅也はとりあえず何かやろうと、イラストを書き溜めるようになりました。 おばあちゃんの溜めた、ギザ10(10円玉)の入った箱を見ながら、耕平に言いました。

 「今度こそ、こっちで、ちゃんとやろうっち、思とうっと。」

 耕平は、「かっぱ」と書かれた紙を見つけました。

 『まーくんへ。 オカンは筑豊で小料理屋を始めることになりました。 知り合いの人が経営していた店を、そのまま譲り受けることになったんよ。 ここは始めての自分のお店です。』

 『かっぱ』は店の暖簾に書かれた、雅也直筆のもので、店の名前です。 香苗(浅田美代子)に、朝はそっちの店を手伝って、夜はこっちの店をやると、陽気に話すオカン(倍賞美津子)。 香苗はオカンの身体を心配していました。

 雅也は鳴沢(平岡祐太)に借りたお金もちゃんと返しました。

 『あの頃に、僕らが見ていたものは、どんな風景だったのだろう。 自分の事、目先の課題をこなす事で精一杯。 何一つ確かなものも無い生活。 けれど、きっとこの先は、今よりも少しはマシになっているはずだと信じていた。』

 開店の日、カウンターに並べられたお惣菜の数々。 オカンは暖簾を付けると、あくせく働きながらね最近気になっている喉の辺りをさすっていました。

 雅也は学生時代の仲間たちと飲みに来ました。 その席でイラストを書いていることを打ち明けました。 鳴沢は、女性誌をやっている先輩に紹介すると、言ってくれ、雅也は嬉しくなりました。 そこにまなみ(香椎由宇)が加わりました。

Story4_pic2_1  帰り道、まなみと話をする雅也。

 「最近、どうしてたの?」

 「バイトと、イラストレーター。」

 「すごいねぇ。 絵、続けてたんだ。」

 「まなみちゃん、写真続けてるんやろ?」

 「うん・・・、でも最近忙しくって、目の前の事で精一杯。 今度見せてね。 中川君のイラスト。」

 「うん。」

 雅也はイラストの売り込みに出かけました。 鳴沢の紹介です。 

 「いいじゃない。 面白い。 今このコラムのイラスト、描いてくれる人、探してるんだけど、良かったら描いてみない?」

 雅也は嬉しくなりました。

 さっそく、家に戻って描き始める雅也。 その頃、まなみは、昔撮った、東京タワーの写真を見ていました。

 雅也は雑誌のいろんなイラストを、勉強のためと、一生懸命マネていました。 でも、耕平たちは後ろで邪魔ばかり。 全然集中できません。

 そんな折、オカンが過労で倒れてしまいました。 医者に行って、見てもらうオカン。 貧血だ、と言われ、一安心のオカン。 でも気になっている喉のシコリを見てもらうと、医者の表情が真剣になりました。 暫くして、再度、医者に呼ばれました。 レントゲンの結果を見て、

 「甲状腺に腫瘍があります。 所謂、癌です。」

 オカンの顔が凍りつきました。

Story4_pic3  雅也は再び、文英出版に売り込みに行きました。 でも、誰かの真似になっている、考えさせて欲しい、という担当者の言葉に落ち込みました。 出口で鳴沢に会い、うまくいかない、と愚痴をこぼしました。

 鳴沢は手に持っている封筒の中身を見せました。 風俗情報の記事です。

 「これ、うちの仕事。 芸能人のインタビューなんて大嘘。 やりたい事なんて、何一つ出来てない。 絵で食って生きたい、と思ったときもあったけど、そこまでの勇気も情熱も無かったし、結局、全部中途半端。 俺だって、中川のこと、羨ましくなるときってあるんだ。 まなみちゃんにしたってさ、会えばお前の話ばっか、学生の時からずっと・・・。」

 雅也は人の真似はやめて、自分の絵を描き始めました。

 オカンは声帯を取る決断を迫られていましたが、甲状腺だけにしてもらうことにしました。 しかし、それは癌を治すことにはなりません。 皆と話せなくなるのは嫌だと、オカンは香苗に打ち明けました。

 一方、雅也のイラストは認められ、コラムの絵として、載せられることになりました。

 香苗は雅也に電話を入れましたが、大事な用がある、後でかけるからと、切ってしまいました。

 雅也はまなみに会う約束をしていました。 「WOMAN STYLE」に載った絵を見せるためです。

 「可愛い。 中川くんらしい。」

 「飯、でもどう?」

 「ご馳走してくれるの?」

 二人の向かった先は、中華料理「大元」。ラーメンの店でした。

 デートの終わりに、まなみは東京タワーの写真を撮りました。

 「昇ってみようか?」

 「うん。」

 二人は、東京タワーへと歩き出しましたが、雅也は香苗の電話を思い出し、公衆電話から、電話を入れました。

 「マー君、姉ちゃんね、今、病院いっとるんよ。」

 「病院?」

 「マー君、姉ちゃんねぇ、癌になったんよ。」

 雅也は凍り付いてしまいました。 雑誌に載ったイラストを嬉しそうに見るオカン。 周りの人に自慢しました。

 「オカンは大丈夫?」

 「声帯の癌は取らんちゅうんよ。」

Story4_pic6  肩を落として、雅也はアパートに戻ってきました。 オカンから電話がかかってきました。 

 「手術のこと、聞いたけん。 難しいこと、わからんばってん。」

 「もう、決めたことたい。 ちゃんと考えたと。 マー君とこれから、電話で話せんようになったら困るけんねぇ。」

 『やっと三度の飯が食えるようになったときに、もう次の課題が待っていた。 今度の課題は大きく難しい。 いや、何よりも苦しい。』

 雅也は駅へ向かって走り出しました。o(^-^)o

 ようやく軌道に乗り始めたのに、今度はオカンが癌になってしまいました。 マー君はまだ落ち着かない日々が続きます。 心の支えであるオカンの、病気は雅也にどんな影をおとすんでしょうか?

 

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消しゴムのあなたへ・・・『花より男子2リターンズ』第5話

 遅くなりました。 昨日観た『花より男子2リターンズ』第5話を手短にアップします。o(^-^)o

Cap002jpg  「2時間ほど前から、俺がこのアパートのオーナーだ。」

 (松本潤)の言葉につくし(井上真央)は驚きました。 類(小栗旬)からの電話に出ようとしたつくしを止めようとして、司が抱くように倒れてきた時、滋(加藤夏希)が入ってきて、滋は驚いて、その場から去っていきました。 滋を追いかけようとしたつくしを司は制止しました。 その様子を類は電話越しに聞いていました。

 司は滋との結納の席を途中で飛び出した事を告白しました。

 「お前が俺に心配かけるから・・・。」

 「えっ、私が、あんたに心配かけた・・・?」

 「お前が倒れたって聞いたから、理屈では行かないほうが良いと解っていても、俺様のNBAが我慢できなかったんだよ。」

 「NBA?」

 「遺伝子だよ、遺伝子。」

 「DNAでしょ。 というか、来たの?病院。 何時来た?」

 「何、一杯一杯になってんだよ。 お前が病院に運ばれた直後だよ。 類が来てたから帰ったけど。」 

 「花沢類に会ったの?」

 「お前、類と何かあったのか? キスでもされたか?」 

 「そんなことある訳ないのでしょうが。」

 「めちゃくちゃシドロモドロじゃないかよぉ。 したんだよな。 キスしたんだよな。」

 あまりにしつこい司に、つくしは白状してしまいました。

 「正直言う! 花沢類にいきなりキスされた。 言い訳する訳じゃないけど、いきなりで、正直びっくりしたし、戸惑った。」

 「やっぱ、してんじゃねえかよぉ。」

 司はショックを受けました。 そして、自分の部屋へと帰っていきました。

 一方、滋は、司とつくしの光景を見て悩んでいました。 まだ未練があるんじゃ、と心配になり、美作(阿部力)に相談すると、美作は言いました。

 「なんだかアンタらしくないね。 落ち込むなんて。 司だって、いっつも前向きでポジティブなアンタを見て決めたんじゃないの?」

 「そう・・・だよね。 ありがとう。」 

 つくしは類のおかげで、再試験という形で試験を受けることになりました。 試験の日、類たちはF4ルームで雑談していました。 そこに司がやってきました。 類を見て、司が言いました。

 「類、お前、牧野に何をした。」

 「キスしたこと怒ってんの?」

 司は類に殴りかかりました。 でも類に殴り返されます。

 「こっちの台詞だよ。 司こそ、どういうつもりだよ。」

 「類、お前、本気かよ。 本気なのかよ。」

 「本気だよ。」

 真剣な類の眼差しに司が固まってしまいました。

 試験は無事終了しました。 つくしは類に電話して、お礼をしたいと、食事の約束をしました。 皆が行くような高級なところは無理だけど、と一言添えて。 一方、司は滋に話したいことがあると電話をしました。

 司は類の言葉を思い出していました。

 「冗談だろ。」

 「冗談じゃないよ。 ずっと言わないでいようと思っていた・・・。 二人がうまくいってればそれで良いと思っていた。 あの時も言ったはずだよね。 牧野のこと、何かあったときには遠慮しないからねって。 一年間、ほったらかしにして、彼女作って、婚約までして、そこまで牧野の気持ち、踏みにじっておいて、今更、彼氏面するんじゃねえよぅ! 今の司は最低だよ。」

 司は降りていくと、誰彼かまわず殴り始めました。 まるで廃墟のようなフロアーに来たつくしは西門総二郎(松田翔太)達に言われます。

 「牧野、この辺で気持ちをはっきりさせねえと後々、面倒だぞ。 それから、尻拭いするのは俺らなんだって忘れるなよ。」(美作)

 「気にすんな。 あいつも大河原滋から相談を受けたりして、微妙なんだ。」

G05_04  つくしは西門に誘われて、学校の正門へと行きました。

 「まじかよ。 牧野の引っ越した辺り、俺、ガキの頃、よく行ってたぞ。」

 「えっそうなの? なんか意外。 あの辺り、全然高級住宅街じゃないし・・・、西門さんには全然似合わないよ。」

 「やっと笑ったな。 落ちてる牧野、らしくないぞ。 つまんねえプライドなんて捨てちまえよ。 人生は一期一会だぞ。」

 つくしに笑顔が戻りました。

 司は滋とラウンジで会っていました。 滋は今はまだつくしに未練は残っているかもしれないけど、好きになるよう努力すると言った司の言葉を信じて、待つことに決めたと打ち明けました。

 一方、つくしは喫茶店で類と会ってました。 類が言いました。

G05_07  「最初はうざいなぁと思っていたんだけど、一生懸命生きてる姿を見て、俺の中で何かが変わっていったって言うか。 それまで俺、何に対しても醒めていたんだけど、牧野に出会って、ちょっとずつ俺の中で変化があって、いつからか、牧野が一緒にいるのが当たり前で、いないと寂しいと思うようになっていた気がする。 

 牧野がNYに行った時、総二郎と美作と、今頃牧野、NYでずっこけてんじゃないの、って笑ってたんだけど、気がついたら、NYで牧野の前に立っている自分が居た。 

 やっぱり俺、牧野のこと好きなんだよね。」

 バイト先の団子屋。 おかみさんの千石(加藤たか子)に話すと、おかみさんは言いました。

 「大事なのは、今あんたが誰を愛しているかって事なのよ。」

 「そう簡単に道明寺さんの事、忘れられないよね。」

 優紀(西原亜希)がそう言うと、つくしは、

 「あいつに関しては、私の中で、もう何度もケリつけてるし、今はもう、ホントにあいつに振り回されたくないっていうか・・・。」

 「それは本音かい?」(千石)

 「道明寺は滋さんと、きちんと幸せになるべきだと思うし・・・。」 

G05_12_1  司は公園で物思いにふけっている進(冨浦智嗣)を見つけました。 試験会場で、隣の席に座った、消しゴムを貸してくれた女の子に一目ぼれ。 司は恋の指南役を買ってでました。

 一方、司の母・楓(加賀まりこ)は道明寺ホールディングスの30%減益に悩んでいました。 楓は滋に会うことにしました。 司とうまくいっているか心配になってです

 「それでは、司とはうまくいっているのね。」

 「はい。」

 「いろいろ大変なことがあると思いますが、どうかよろしくお願いします。 心からあなた達のことを祝福しているのよ。」 

G05_11  その夜、進は一生懸命、ラブレターを書いていました。 でもうまくかけません。 翌日、司は総二郎と美作をつれて、進を美容室やエステに連れて行きました。 総二郎の煎じた茶を貰い、苦さを憶える進。 公園で、おばあさんを相手に練習させる司。

 そんな時、優紀はつくしに電話しました。

 「類さんと、その後どうなの?」

 「それっきり。 あれ以来、気まずくて連絡してないの。 携帯に連絡はあるんだけど・・・、何を話していいかわかんなくて・・・。」

 「すぐに答えを出す必要は無いと思うし、戸惑うのも解るんだけど、そのままってのも良くないんじゃない?」

 「そうなんだけどさ・・・。」

 試験発表を明日に控えて、進は告白の練習です。 晩飯も食べず、朝も早い時間から出かけていきました。 つくしは心配そうです。

 北沢高校の正門前に来て、進は司に会いました。

 「いよいよだな。 頑張れよ。 一人で大丈夫だよな。 いつもの公園で待っているからな。」

 進が頭を下げると、司は進の背中をたたきました。

 「よし、いって来い。 俺達は同じ空の下にいる。 その娘をぶち抜いてやれ!」

Cap001jpg  進は学校の門の前へと走っていきました。 結果発表のボードが立てられ、続々と受験生がやってくる中、進はずっと彼女を待っていました。

 その頃、司は公園でつくしのことを思い出していました。 

 進があきらめかけていた時、彼女がやってきました。 進は呼び止めると、ラブレターを彼女に渡しました。 

Cap005jpg  公園にやってきた進。 司に駆け寄ると、司は

 「受験、成功したか?」 と問い、進は首を縦に振りました。 

 「そっか・・・、良かったじゃないか。 彼女は? どうだった?」

 今度は涙目で首を横に振りました。 進の手には渡せなかったラブレターがありました。 司は頭を撫でてやると、

 「頑張ったんだよな、進。」 と言って、抱きしめました。

 「ありがとうございました。」

 二人は明神さんの前で、つくしに会いました。 つくしはあまりに遅い弟が心配になって、探しに来ていたのです。 そして司に言いました。

 「なに企んでいるのか知らないけれど、ホントに迷惑だから・・・。 あたし達の前に現れないでほしいの。 アンタと絡むと皆、いい思いすること無いから・・・、進に何吹き込んだの?」

 「違うんだよ、姉ちゃん。」

 「進、この人の言いなりになることないよ。 やってる事と、言ってることが無茶苦茶な人にはついて行けない。 今の道明寺は、はっきりいって、意味不明の最低な男にしか見えないから・・・。 部屋からも出て行って。」

 「俺は出て行かない。 俺は進に大事なことを教わった。 俺がこの一年で忘れ去っていた大事な気持ちを進が思い出させてくれた。」

 「どういう事?」

 「牧野、俺はやっぱり、お前が好きだ。 お前以外の女は考えられない。」

 「なに勝手なこと言ってんの。」

 「勝手なのは生まれつきだ。 最低だと思うかもしれないけど、それでも俺はお前のことを・・・。」

 「冗談じゃないよ。 冗談じゃないよ!」

 つくしは進を連れて、去っていきました。 大木の向こう側で西田(デビッド伊東)がじっと見ていました。

G05_16  つくしの部屋には進と並んで、両親もいます。 進の受験を心配して、訪ねてきていたのです。 つくしは夜中に目が覚めると、類に電話をしました。 でもすぐに切ってしまいました。 車に乗り、夜道を走り出す類。 つくしの家の玄関に誰かが立っています。 つくしは恐る恐るドアを開けると、そこには西田が立っていました。

 西田の目的は何でしょう? ここに来たって事は、いよいよ司の過去をつくしに教えるってことでしょうか? それとも、司に会わぬよう念押しするためでしょうか? 西田が次回のキーマンなのは間違いなさそうです。o(^-^)o

 

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エレベーターに天使が舞い降りた・・・o(^-^)o 『今週、妻が浮気します』第3話

 おはようございます♪(#^.^#) 今朝は6時に起きて、コーヒーを飲みながら、この記事を書いてます。 

 昨日は仕事がなんとか半日で終わり、少し残業はしましたが、3時前には家に帰宅しました。 帰ってみると、かみさんはこたつに包まってお昼寝中。 「灯油、買ってきて。」 と言われていたので、すぐに買いに行って、その後、僕もこたつに足を入れました。(#^.^#)

 こたつは台所に隣接した4畳半の部屋にあって、壁を背もたれにしても充分足が入るほどの狭さです。 そこにTVとPCがあって、一人寝たら後の人は足を曲げて座るしかないんですけど、ここは家族4人の憩いの場になっています。f(^-^;) かみさんが寝ている横で、上の娘はPCでゲームを、下の娘はDSでゲームを楽しんでいました。 TVが空いていたので、録り溜めていたドラマをまとめて観ました。

 この一週間、月末月始ってこともあり、平日に一本も観ていなかったんですが、夜10時までになんとか一通り観ることが出来ました。(#^.^#) その中から、最も印象に残ったドラマ、『今週、妻が浮気します』第3話をアップします♪o(^-^)o

Story02_ph_02_1   ハジメ(ユースケ・サンタマリア)は、妻・陶子(石田ゆり子)と話し合うことが出来ませんでした。 チカラ(加藤翼)の友達のお泊り会に行ってしまったからです。 結婚記念日を忘れられていたことに大きなショックを受けたハジメ。 怒りにまかけて、Q&Aサイトに投稿しました。

 『もう、許しません。

 明日の午後1時。妻の密会現場に乗り込んでやります。

 乗り込んで、相手の男を殴ってやります。

 皆さん、僕の行動は正しいですよね?

 密会まであと十二時間』

 そして、朝。 とうとう一睡もできなかったハジメ。 Q&Aサイトを開くと回答が34件も寄せられていました。

 大半がハジメを支持する回答でしたが、一人だけ否定的な回答がありました。 プリンの回答です。

 『まだ、間に合います。 

 乗り込むべきではありません。

 感情のままに乗り込み、相手を殴っても、何も生まれません。

 むしろ、そんな行動に出たあなたを、奥様はどう思うでしょう、

 奥様に逆ギレされて、すべてが終わるかもしれません。

 あなたにその覚悟があるんですか?

 あと数時間あるなら、奥様に行くな、と言ってください。

 まずは子どものことを考えて、ギリギリまで修復の道を探るべきです。』

 「ギリギリまで・・・。」

 プリンの回答には批判が殺到していました

 『話し合う時間なんて、もう無いんじゃないですか?』

 『話し合っても証拠が無ければ、奥様は絶対浮気を認めないでしょう。』

 『そして、バレたと解れば、浮気妻の警戒は今後強まり、結局、相手の男の事も、浮気の実態も判らなくなってしまうかも。』

 『いつもと変わらない態度で奥さんを泳がせ、ホテルに踏み込み、浮気の証拠を押さえるべきです。』

 『相手の素性をがっちりつかんで、慰謝料を請求して、制裁を加えてやってください。』

 ハジメは妻に渡すつもりだったゴム風船を空に放ち、潰れたケーキを手提げ袋に閉まって、捨ててしまいました。

 顔を洗っていると陶子たちが帰ってきました。 お詫びのしるしにちょっと豪勢な朝食を作る陶子。 朝食を一緒には取らずにせっせと化粧する陶子。 

 「なんでこんな朝から支度するの? 土曜日なのに・・・。」

 「午前中は会社で会議。 いろいろ準備があるのよ。」

 「昼飯、どうすんの?」

 「向こうで食事がでるから、パパも今日は仕事でしょ?」

 「そんな、オシャレしていくんだ。」

 「アパレルのコンベンションは発表会だからね。 パーティみたいなものなの。」

 「パーティ三昧だな・・・。」

 「パパは接待三昧・・・。 チカラのお見送り、頼むね。」

 そして、玄関へ足早に向かう陶子。 出かけようとする陶子をハジメが止めました。

 「行くん・・・だよね・・。 コーヒー、入れちゃったんだ。 ほら、ここんところ話せなかったし、俺、時間あるから。 もう少し、ゆっくりしていったら・・・。」

 「そうしたいけど、時間無いんだ。 ごめん。 ゴミ、私出しておくね。」

 眩しい朝の光に照らされて、陶子は出て行きました。

 『いざ、乗り込もうと決めたものの、その先に何が待っているのかもわからず、怖くて、不安で、押し潰されてしまいそうです。』

Story03_ph_01_1  チカラを幼稚園に連れてきたハジメ。 チカラは元気の無いパパに言いました。

 「正義は必ず勝つ! マンボー。 持ってけよ。 困ったときはお互いさまだぁ。」

 チカラを抱きしめて、ハジメが言いました。

 「サンキュー。 マンボーいれば、怖いものなんもんなぁ。 パパ、大丈夫だから・・・、ありがとな。」

 会社にやってきたハジメ。 轟(沢村一樹)がびっくりして、寄ってきました。 朝まで飲んでいて、そのまま会社に泊まった轟。 心配になって聞きました。

 「話し合ったのか?」

 「いや、昨日帰ってこなかったんだ。 結婚記念日、忘れられててさ。」

 「えーっ、こうなったら選択肢無いなぁ。 ホテルに乗り込んで、相手をぶん殴る、それしかないよ。 おまえ、離婚届、用意したんだろうな?」

 「いや・・・。」

 「いやって。 おまえ、何で会社、出てきているんだよ。 仕事なんかしている場合じゃないだろ。」

 「いられないんだよ。 密会は午後1時。 それまで家に居ると、なんか、おかしくなりそうで・・・。」

 事務所では編集部のメンバーがQ&Aサイトのことで盛り上がっていました。 ハジメの投函した記事の事です。 自分だったらどうするか、皆、好き勝手な事を言っています。

 「やっぱり、ぶん殴ってやるべきですよね。」

 「うざい。」 玉子(ともさかりえ)が言いました。

 「だいたい、男の浮気は許すくせに、なんで女の浮気は許さないのよ。 大事なのは、その夫自身がどういう決着を付けたいか、でしょう? 男と別れさせて、よりを戻したいのか、離婚覚悟でリベンジしたいのか・・・、怒りに任せて動いても何も残んない。 沸騰したお湯は蒸発するだけでしょ。」

 コーヒーを手に、ハジメは玉子の言葉をかみ締めていました。

 再び、轟と二人っきりで話し合い。 Q&Aサイトのことです。

 「なんだよ、あんなみっともないことをして。 プライバシーの垂れ流しもいいとこだろう。」

 「いろんな人の意見を聞いてみたくて・・・。」

 「あんな大事な問題、何も知らない他人に聞いたって・・・。」

 「大事な問題だから聞きたいんだよ。 どうしていいかわからなくて・・・、このままだったら家庭、めちゃくちゃになるし・・・、かみさんだって・・・。」

Story03_ph_03  その時、至宝の妻・君子(広田レオナ)が会社に訪ねてきました。 ハジメと会社で打ち合わせ、と聞き、本当かどうか確認しにきたようです。

 至宝が浮気していることを知っているハジメは、会議中だと、適当にお茶を濁して、玉子に法務部に案内するよう指示しました。

 携帯で至宝(西村雅彦)に電話するハジメ。 至宝は浮気相手の菜月(吉田智美)にゴルフ練習場でゴルフの指導中。 携帯に出て、至宝は、シドロモドロになりながら、「後、15分で行くから適当に妻に話しをしててくれ。」 と、菜月を無視して帰り支度を始めました。

 「困ります。 そんなことしたくないし・・・。 それに僕、もう少しで出なきゃなんないし・・・。」

 「こないだ君を警察から救い出してやったろぅ。」

 『なんで俺が人の浮気、フォローしなきゃなんないんだよぅ。 俺が浮気されてるっていうのに・・・。』

Story03_ph_06  その頃、陶子は美容室にいました。 美容室を出ると、時計を見て、結婚指輪をそっと外しました。 そこへ偶然、恵介(鈴木浩介)がやってきました。

 「陶子さん? この店、通っているんですか? この店、僕のお得意さんなんですよ。」

 「そうなんだ・・・。 私急ぐから、またうちにご飯食べに来てね。」

 そそくさと、陶子はその場を去っていきました。

 11時7分。 時計を気にしながら、ハジメは君子と適当に話をしていました。 そろそろ来られると思うので、とその場を離れようとしたハジメに君子が問いました。

 「至宝、昨日も現代口論のデスクと一緒に飲んでたって言ってたけど・・・。 週に一度は飲んでるって話だったの。」

 「えっ、ああ、飲んでます飲んでます。 昨日も飲みました。 二日酔いで、ぼーっとしてました。」

 「あなた・・・、グルね。」 

 妻のでっち上げだったようですね。 至宝が浮気していると確信したようです。

 「つまらないことを聞くようですけど、奥様ならどうします。 もし、だんな様に裏切られたら・・・。」

 「殺すわ。」

 「奥様は至宝さんの事を愛していらっしゃるんですね。」

 「愛してなくて、どうして一緒にいるの?」

 ハジメは納得したように言いました。

 「そうですよね。 好きだから一緒に居るし、心配するんですよね。 好きだから・・・。」

 そこへ、ようやく至宝が汗だくになりながらやってきました。 その場を去ろうとするハジメを、至宝はひき止め、廊下で感謝しました。 

 「妻の、浮気を嗅ぎ分ける嗅覚は動物並みだよ。」

 笑いながら語る至宝にハジメはクギを刺しました。

 「そんなに可笑しいですか? 浮気を疑って、必死になって確かめようとすることが・・・。 あんた、自分のやってる事、わかってるのかよ。 奥さん裏切ってて、なんでそんなに笑えるんだよ。 罪悪感、無いのかよ。 奥さんは至宝さんが好きだから必死なんです。 好きだから、いろいろ調べようと・・・。 もう少し、奥さんの気持ち、考えてやれよ。」

 ハジメは自分に言い聞かせるようにね至宝に語りました。

 「堂々くん。 君だって同類、同じ穴の狢じゃないか。」

 「俺は浮気なんかしない。 俺が浮気されてんだよぅ。」

 公園のベンチに座ったハジメ。 そこへ恵介がやってきました。 美容室で陶子を見たと聞き、動揺。 そこへ玉子がやってきました。 恵介に用事を伝え、 恵介が去った後、玉子は隣に座って語りだしました。

 「私ね、あるんだよね、浮気されたこと。 前の旦那に・・・。 追求するのが怖くて何も言えなかったんだ。 自分が傷つくのが怖くて我慢しちゃったの。 で、結局、そのまま、うやむや・・・。 でも、心に溜まった澱って消えないんだよね。 ずっと猜疑心持ち続けて、そんな自分が嫌いになって、今も後悔してる・・・。 愛してるんだったら、逃げちゃいけなかったんだよ。 たとえ別れる結果になっても、すっきりさせるべきだった・・・。 皆、至宝さんの奥さんのこと笑ってたけど、私は尊敬するかなぁ。 会社まで押しかける勇気、私には無かったもの・・・。 それだけ好きだって事だよね。」

 「愛してるんだったら逃げちゃいけない・・・か。」

 レッドマンボーを握り締めて、玉子の言葉をかみ締めました。 

 「そうだよなぁ、お前(チカラ)のためにも・・・。」

 編集部に戻ったハジメ。 時刻は12時を回り、皆に今から出かける、と言いつつも、Q&Aサイトに目を通します。 そこにプリンの回答がありました。

 『決意はされたのでしょうか?

 あなたがこれほど悩むのは、あなたが奥様を愛しているからです。

 もし、乗り込む決意をしたなら、制裁を加えるためではなく、

 奥様を取り戻すために向かうべきです

 暴力をふるえば、相手に反撃の隙を与えてしまいます。

 私も悪かったけど、暴力はひどい、と。

 暴力を振るわれたことによって、相手も奥様も、自分の罪が免罪された気になってしまいます。

 あなたにとっての一番の武器は、暴力ではなく、愛情です。

 圧倒的にあなたの方が、愛しているのだということを、

 その男に、そして奥様に伝えてあげて下さい。

 そうすればきっとー』

 ハジメは机の中に閉まってあった、運動会の、陶子とチカラのパン食い競争のときの写真を見ました。 そして、それをしまい、出かけようとしました。 その時、大変なことが発覚してしまいます。 編集部で企画したイベントの日付が間違って記載されていたのです。 今すぐ配給会社に謝罪に行くよう編集長(江波杏子)に指示されましたが、「俺、いけない。 どうしても行かなきゃいけないところがあるんだ。」 と、初めて断りました。 周りが反対し、行くよう説得されますが、それを編集長が止めました。 ハジメに何かあると感じた編集長。 

 「あなたにとって、仕事以外のことって、よっぽどの事なんでしょ。」

 その場の空気を読んだ玉子。

 「私が行きます。」 と、ハジメの役目を買って出ました。

 「女の私が謝罪すれば、デスクの謝罪より効果適面じゃない?」

 「玉子ちゃん、皆、ありがとう。」

 ハジメは、皆に頭を下げて、陶子のところへと去っていきました。

 入り口でタクシーに乗ろうとしていた至宝が呼び止めました。

 「さっきは悪かったね。 まさか君が浮気をされてるとは思わなくてね。」

 「急いでいるんで・・・。」

 「証拠を押さえろ! こないだからの君の言動の意味が判ったよ。 奥さんの浮気を調べてんだろ。 君がどう決着をつけたいが知らないが、浮気の証拠を確保すれば、先々、役に立つ事もある。 相手に慰謝料を請求したときも証拠がいる。 離婚訴訟に発展した時もな。」

 「どうして、そんな事を僕に・・・。」

 「男の浮気は寝癖みたいなものだ。 水に流せばすぐ元に戻る。 でも、女の浮気は深刻だ。 同じ男として、女の浮気は絶対、認めることができないんだよ。 世の女たちに身勝手だと言われてもね。」

 「・・・。(笑)」

 「ああそれと、暴力は振るうなよ。 浮気は民法だが、暴力は刑法にあたる。 ああ、それと・・・。 急いでいるんだろ、譲るよ。」

 至宝は自分が乗るつもりだったタクシーを譲りました。

 一方、編集部は大忙し。 そこへ、事務員らしい制服に身を包んだ玉子がやってきました。

 「いざという時の戦闘服! こんなときに女、使わない手は無いからねぇ。」

 「玉子、悪い。 実は俺もちょっと用事があってさ・・・。」 轟がそう言うと、玉子は、

 「いけば。 何があるのか知らないけど、あなたたち、何時から親友になったのよ。」

 「馬鹿言え、俺とあいつはただの同期だよ。」

 「男の友情はよくわからないわ。」

 「サンキュー。 似合うよ、スカート・・・。」 轟もその場を後にしました。

 舞台はアーリントンホテルへ。 時刻は1時15分前。 暫くソファに座って待機していましたが、1時半になっても来ないので、フロントにチェックインしたかどうか尋ねました。 まだだ、と言われ、キャンセルにもなっていないことを知り、ちょっと一安心のハジメ。 部屋番号を聞き出そうとしましたが、ホテルの決まりで、それは教えられないと断られました。

 「まさか、気付かれて他のホテルに・・・。」

Story03_ph_08  そこへ轟がやってきました。 心配になって来たという轟にちょっと落ち着いたハジメ。

 「殴るって言ったけど、ここは無しだ。 冷静に行こう。 暴力はいかん。」

 「至宝さんにも言われた。 それとプリンさんにも・・・。」

 「誰、それ?」

 「Q&Aサイトで親身になってくれている人。 どんな人かはわからないけど。」

 「もしかして食事中じゃ・・・。」

 ホテル内のレストランを探し回るハジメ。 どこにも陶子の姿はありません。 

 「電話、かけてみろよ。 何か状況がわかるかも知れないぞ。」

 轟に言われてかけて見ましたが、留守番電話になっていました。 諦めかけていたところに陶子からの電話が鳴りました。 そして陶子がハジメたちの目の前に現れました。 陶子の姿を横目で見ながら、見つからないようにして電話に出るハジメ。

 「今、どこ?」

 「コンベンションの真っ最中。 忙しいから、余り話せないの。」

 「チカラのお出迎え、大丈夫かどうか、確認しておこうと思って・・・。」

 「ああ、だから大丈夫。 6時にはここを出れると思うから・・・。」

 「なら良いわ。 じゃ。」

 ここにいる事がわかったハジメ。 とりあえず一安心です。 でもどうしたらいいんだろうと悩むハジメ。

 「いざ、二人を前にしたら、自分がどうするのか、どうなっちゃうのか解らないんだ。」

 「土下座して、妻を返してくださいって泣くか? 俺なら絶対、叩きのめすけどな。 お前には子どもいるしな。 男と男の話し合いをする、もしくはかみさんと二人で話す。 それもありかもな。 ただ中途半端なことをすると、うやむやになって終わるぞ。 女が、特に陶子さんみたいな人が浮気をするって、相当な覚悟だぞ。 もし向こうが浮気ではなく、本気で、離婚も覚悟の上だとしたら、最悪、親権を争うことになるかもしれないぞ。 あくまでも可能性だけどな。 俺は至宝さんの言うとおり、まずは二人が部屋に入るという証拠を押さえて、それから3人で話し合うべきだと思うな。 子どものためにも白黒はっきりさせないと。」

 そう轟が話していると、陶子とその浮気相手らしき男(藤井フミヤ)がホテルのロビーに入ってきました。 轟が以前、玉子と目撃した男です。 ハジメは居てもたってもいられなくなり、飛び出そうとしましたが、轟が制しました。

 チェックインする二人。

 「本当に二人で部屋に行く気なんだ・・・。」

 「いいか、ここから先はお前一人だ。 お前が自分で決着を付けるんだよ。」

 「わかってる。」

 ハジメはポケットに入れていたレッドマンボーを取り出し、思いました。

 「そうだ。 チカラのためにも白黒はっきりつけないと。 こんな状況、今日で終わりにしないと。」

 「正義は必ず勝つ! マンボー。」

Story03_ph_10_1  ハジメは二人を尾行しはじめました。 二人は、エレベーターへと向かいます。 このままだと、二人を見逃して、本当に浮気されてしまう。  エレベーターが開き、二人が乗り込み、扉が閉まろうとしたその時、女性の外人客が扉を制しました。 仲間を呼び、続々とそのエレベーターに入っていきます。 彼女たちがまるで天使のように見えたハジメ。

 「神はおれを見捨てなかった。」

 フードをかぶり、今だ!とエレベーターに潜入しました。 

 二人に背中を向けて乗っていると、途中の階で外人客が降りてしまいました。

 「もう、どこにも隠れようが無い。」

 3人だけになり、少し戸惑った後、意を決して、ハジメはフードを下ろし、二人の方へ振り向きました。

 時折、笑顔を見せていた陶子の表情が驚きに変わり、そして凍りつきました  

 『結婚とは、いかなる羅針盤もかつて航路を発見したことのない荒海だ。

                                       ―ハイネ』

 ハジメはとうとう陶子たちの浮気現場に来て、二人に遭遇しました。 いよいよ修羅場に突入です。 

 ハジメは二人に会って、どう話をするんでしょうか? それに対する二人の反応は? ハジメの視点でしか、今のところ描かれていないので、解らないんですが、ここまでの陶子の動きを見る限り、陶子は家庭を大事に思っているように思います。 家庭も大事、恋も大事ってとこでしょうか? こうなってくると、なぜ陶子が浮気に走ったか、非常に気になります。 その手がかりが今回の陶子の言葉の中にありました。 「夫は接待三昧・・・。」 陶子の本音がちらっと見えたような気がします。 いずれにせよ、プリンの回答がハジメを導いていくスタンスは変わらないようです。 本当にプリンは誰なんでしょうね? 玉子か、陶子のどちらかのような気がします。 次回は見逃せません。o(^-^)o

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